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F・W・ムルナウ(Friedrich Wilhelm Murnau/1888年12月28日~1931年3月11日) は、ドイツ出身の映画監督であり、サイレント映画期に映像表現の革新をもたらした巨匠の一人である。代表作には『ノスフェラトゥ』『最卑賤の人』『ファウスト』『日出』『タブー』などがあり、光と影を駆使した映像美と、心理描写を重視した叙情的な演出で知られる。ドイツ表現主義の流れを汲みながらも、詩的かつ人間的なドラマを描いた点で世界映画史に大きな影響を与えた。アメリカに渡ってからも独自の映像美を追求し、1931年に自動車事故で急逝した。