アーネスト・ラズロ– tag –

アーネスト・ラズロ(Ernest Laszlo/1898年4月23日〜1984年1月6日) は、ハンガリー出身でアメリカを拠点に活動した著名な撮影監督です。彼は1927年から1977年にかけて、69本以上の映画で撮影監督を務め、ロバート・アルドリッチやスタンリー・クレイマーらと度々コラボレーションしました。アカデミー賞撮影賞へのノミネーションを8回受け、1965年の『愚か者の船(Ship of Fools)』で受賞しています。

ラズロは、自然光や陰影を巧みに操作しながら、リアリズムと演出性を融合した映像を追求しました。特に法廷劇や船内劇など密室的な場面でのライティング・構図処理に定評があります。代表作には『D.O.A.』『Judgment at Nuremberg』『Inherit the Wind』『It’s a Mad, Mad, Mad, Mad World』『Logan’s Run』などが挙げられ、ジャンルの枠を超えてその映像美が作品を支えています。