エリッヒ・フォン・シュトロハイム– tag –

エーリヒ・フォン・シュトロハイム（Erich Oswald Hans Carl Maria von Stroheim／1885年9月22日～1957年5月12日） は、オーストリア出身の俳優・映画監督・脚本家・製作者で、サイレント映画時代の映像革新者として知られる。彼の代表作には、監督作として『Greed（欲望）』（1924年）、『Foolish Wives』（1922年）、『The Wedding March』（1928年）などがあり、俳優としては『La Grande Illusion（大いなる幻影）』やビリー・ワイルダーの『Sunset Boulevard（サンセット大通り）』での名演が挙げられる。スタジオとの妥協を拒む芸術志向が高かったため、制作費超過や編集のトラブルを起こすことが多く、監督業は後年縮小された。表現主義的な細部へのこだわりと、人物の欲望や悲劇性を視覚化する演出で、後世のオーソリティとして高く評価されている。