映画・ドラマ・アニメ雑記– category –
映画・ドラマ・アニメを観た際の軽い感想やメモ、レビュー未満の気づきをまとめた雑記カテゴリーです。深い考察には含めず、店主視点で日常的に感じたことや簡易的な印象を綴っています。
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映画・ドラマ・アニメ雑記
映画『地球最後の日』エンディング考察—40名で人類は存続できるのか
物語の始まり—8ヶ月後の終末 1951年、ルドルフ・マテ監督、ジョージ・パル製作による『地球最後の日』(When Worlds Collide)は、一つの観測から始まる。南アフリカの天文台で働く天文学者エメリー・ブロンソン博士が、夜空に異変を発見した。遊星ベラス(Be... -
映画・ドラマ・アニメ雑記
無免許医の倫理学:ブラック・ジャックとドクターXに見る”規格外の医師”像の変遷〜「流氷、キマイラの男」(1993年)
はじめに:法の外側で命を救う者たち 医師免許を持たない、あるいは持っていても医療界の枠組みから外れた医師たち。彼らは法や制度の外側に立ちながら、優れた技術で患者の命を救う。手塚治虫が1973年に生み出した「ブラック・ジャック」と、2012年にテレ... -
映画・ドラマ・アニメ雑記
「シェイクスピアは、もう成仏したんですよ」― 記憶に残る一本の台詞
深夜、店を閉めてひとり残った時間に、ふと思い出す映画の台詞がある。それは1997年に公開された『Lie Lie Lie』の中で、豊川悦司演じる詐欺師・相川が、テレビ討論会の場で放った一言だった。 「シェイクスピアは、もう成仏したんですよ」 この台詞を初め... -
映画・ドラマ・アニメ雑記
ヴェルヌが書かなかった殺人事件——『地底探検』(1959)はなぜ「敵」を必要としたのか
ジュール・ヴェルヌの『地底旅行』を初めて読んだとき、私は驚いた。映画『地底探検』(1959)の印象が強烈だったからだ。映画では、物語の序盤で学者が何者かに殺害され、主人公たちも命を狙われる。緊迫したサスペンスが全編を貫く。ところが原作には、そ... -
映画・ドラマ・アニメ雑記
『美食探偵 明智五郎』が照らし出す、孤独と欲望のかたち
人は、何かを食べるとき、ほんのわずかに“弱さ”を見せる。『美食探偵 明智五郎』を見ていると、料理の美しさの裏側に、人間の脆い部分が静かに浮かび上がってくる。その弱さに寄り添うように、明智五郎は淡々と、しかしどこか寂しげに事件へと向き合うので... -
映画・ドラマ・アニメ雑記
冗談が裏切った瞬間:『ジョーカー』とBee Geesが紡ぐ悲劇の系譜
冗談が裏切った瞬間:『ジョーカー』とBee Geesが紡ぐ悲劇の系譜 過去に印象に残った動画を久しぶりに見たので、それについて書いていこうと思う。その動画は、2019年公開の映画『ジョーカー』の予告編を編集したもので、Bee Geesの名曲「I Started a Joke... -
映画・ドラマ・アニメ雑記
「ミステリと言う勿れ」第4話で朗読された名詩――三好達治「乳母車」を読み解く
フジテレビのドラマ「ミステリと言う勿れ」第4話で、雨の中、記憶を失った爆弾犯・三船三千夫が主人公の久能整に向かって一篇の詩を朗読する場面がある。三好達治の「乳母車」である。 出典:シネマカフェ cinemacafe.net 「ラストがいいよな」と呟く三船... -
映画・ドラマ・アニメ雑記
中島ゆたか逝去に寄せて――1970年代東映娯楽映画を彩った”マドンナ”の系譜
俳優の中島ゆたかさんが2025年11月27日、大腸がんのため73歳で逝去された。訃報は12月4日に東映より公表された。約3年前から大腸がんと闘いながらも仕事を続け、最後まで映画への愛を貫いた彼女の姿は、昭和の娯楽映画全盛期を駆け抜けた一人の女優の矜持... -
映画・ドラマ・アニメ雑記
アイスランドという選択――『地底探検』における「辺境」の地政学的・神話的意味
はじめに――なぜ「アイスランド」なのか 1959年の映画『地底探検』(Journey to the Center of the Earth)は、ジュール・ヴェルヌの古典的冒険小説を映像化した作品である。 地質学者リンデンブロック教授が、16世紀の暗号文を手がかりに地球の中心を目指す... -
映画・ドラマ・アニメ雑記
大谷翔平と『緑山高校』二階堂定春――規格外の才能が映す「正しさ」と「反価値」
2025年10月17日(日本時間18日)、大谷翔平がナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第4戦のブルワーズ戦、大谷翔平が見せた圧巻のパフォーマンス——3本のホームランと10奪三振。投げて打って、一人で試合を支配する姿は、まさに超人的だった。 引用元:産経ニュー...
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