エッセイ– category –
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エッセイ
『聖者の行進』の絶望と『糸』の希望:中島みゆきが描いた光と影
最近は少し涼しくなり、夜に知り合いのカフェで紅茶を一杯飲んだ後、車の窓を少し開けてドライブをすることが、私にとって良い気分転換となっている。BGMはいつもSpotifyのランダム再生であるが、その夜は中島みゆきの『糸』が流れ、続けて『命の別名』が... -
エッセイ
100年前の1シーンが、今も映画を動かしている
アマゾンプライムで昔の映画が結構あるのは助かる。 以前にも書いたと思うが、僕はホラー映画が好きなので、昔のホラー映画を探していたら、白黒映画がたくさんあることに気づき、そこから白黒映画を最近見るようになった。 そんな流れで手に取ったのが、... -
エッセイ
なぜ日本の透明人間は“善人”なのか? – 日米『透明人間』像から透ける、罪と罰の倫理観
もし、誰の目にも見えなくなったら、あなたは何をするだろうか。 この根源的な問いは、古くはプラトンの『国家』に登場する「ギュゲスの指輪」の逸話から、現代に至るまで、私たちの倫理観を揺さぶり続けてきた 。姿が見えないという究極の自由と匿名性を...
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