「炎の少女チャーリー」あらすじとネタバレ

SF(洋画)

念じると相手を燃やすことができる能力をもった少女の悲しい運命とは・・・

原作はスティーブン・キングの「ファイアースターター」

主演は「チャーリーズ・エンジェル」のドリュー・バリモア。まだ子役時代のメチャかわいい演技に注目です。

監督:マーク・L・レスター

脚本:スタンリー・マン

制作:フランク・キャプラ・Jr

出演:ドリュー・バリモア / デビッド・キース / ジョージ・C・スコット / マーティン・シーン

公開:1984年5月11日(アメリカ) / 1984年8月18日(日本)

 

 

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「炎の少女チャーリー」あらすじ(ネタバレあり)

1人の男が娘を連れて街中を逃げていた。男たちがその親子を追っている。

親子はタクシーに乗り込み、1ドル札を渡し「これで空港まで行ってくれ」と頼む。断るタクシー運転手をバックミラー越しに見つめる父親。タクシー運転手もバックミラー越しに拒否し続けるが・・・

タクシー運転手には1ドル札がなぜか500ドル札に見えはじめ、喜んで空港まで親子を送る。

父親の名前はアンディ。彼はある特殊能力を持っており、強く念じると相手に違うものを見せたりすることができた。しかしその力はアンディの精神を疲弊させ、常に頭痛と鼻血などの症状に悩まされていた。

一緒にいる娘の名はチャーリー。彼女は喧嘩している男女を見ていた。男は女を浮気していると決めつけて別れようの一点張りで話を聞こうとしない。それでも泣きながら「あなたを愛している」という女。

チャーリーはその男をじっと見つめる。すると男の靴から炎が出て、男はトイレに駆け込んだ。

慌ててチャーリーを担いで空港を出るアンディ。

チャーリーはアンディに「ごめんなさい」と謝る。チャーリーは過去の出来事を反省し、力を抑えていた。

人体実験

その昔、アンディは新薬の被験に参加した際に、ヴィッキーという女性と知り合う。それ以外にも8人の被験者がいた。

しかしそれは政府の秘密機関「ザ・ショップ」が行っていた人体実験だった。

(ここでヴィッキーはテレパシーの能力を得る)

アンディとヴィッキーは能力を発揮出来るようになるが、他の8人は精神に異常をきたして全員自殺する。

その後アンディとヴィッキーは結婚し、チャーリーが生まれた。チャーリーは念じるだけで物を燃やす能力(パイロキネシス)を持っていた。しかし子供の頃はそれをうまく制御出来なく、ヴィッキーに軽い火傷を負わせることもあった。

彼ら3人はずっと「ザ・ショップ」に監視されていた。

ある日、アンディが自宅に帰ってくると、ヴィッキーが殺されていた。そしてチャーリーは眠らされて連れ去られようとしていた。

アンディは連れ去ろうとした男2人の目を念じて失明させる。

アーブ夫妻

「ザ・ショップ」の科学者ジョセフ・ウォンレス博士は責任者キャップ・ホリスターに、チャーリーは危険だから早く殺すよう促す。

しかしホリスターはその力を武器をして使えないかと考えていた。その考えに賛同できないウォンレス博士は「ザ・ショップを潰すぞ」と脅してくる。

アンディとチャーリーは心優しいアーブという老人の車に乗せてもらう。アーブの家で昼食をごちそうになる2人。そこにやってきた「ザ・ショップ」の男たち。

アーブは猟銃を出し、男たちを追い払おうとするも逆に腕を撃たれて負傷する。怒ったチャーリーはアンディに許しを得て、車を燃やし、男たち数人を火だるまにする。

アーブにジープを借りて、アンディとチャーリーはまた逃避行を始める。

チャーリーは力を使うものの、それはアンディが許可した時だけであり、基本的には平和に、だれも傷つけたくないと思っていた。

その夜、ウォンレス博士がホリスターの放った殺し屋レインバードに殺される。

湖畔にある今は亡きアンディの父親の家にいる2人を見つけたレインバードは、麻酔銃で2人を眠らせる。

研究所の惨劇

ホリスターはチャーリーにパイロキネシスの力を見せてくれとお願いするが、彼女は聞き入れず、「パパに会わせて」の一点張りだった。

チャーリーの部屋の清掃員に扮したレインバードが少しずつチャーリーの心を解きほぐし、チャーリーはレインバードの事を完全に信用し、力を見せる実験にいやいやながら協力する。

アンディはホリスターを操り、チャーリーに会わせるように約束させる。

そしてアンディとチャーリーは親子の再会を果たす。

チャーリーを自分のものにしたかったレインバードがアンディを撃とうとする。アンディはホリスターにレインバードを撃つように命令するも、ホリスターは返り討ちにあって死亡する。

アンディもレインバードに撃たれて死亡する。怒ったチャーリーはレインバードを殺し、実験場の施設を壊滅させる。

チャーリーはアーブ夫妻に引き取られ、その後アーブとともに、人体実験の真相を暴露するために「ニューヨークタイムス社」のドアを開ける。

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「炎の少女チャーリー」感想

もうなんといってもドリュー・バリモアちゃんが可愛いいです。そのおかげでいつも以上に感情移入してしまいました。

ジョージ・C・スコットは怖い顔だけど、どこか寂しげで、哀愁のあるナイスミドル?な殺し屋役をし、この人にもわずかながら共感できるような・・・

そりゃチャーリーみたいなかわいい子を娘に持ちたいと思うでしょうね。でもレインバードは最後は殺されたいと願っていたようで、死ぬ際も「愛してる!」といいながら炎に包まれてふっ飛ばされます。

歪んだ哀しい愛情ですね。

ラストでチャーリーが次々と復讐のために人を殺しながら歩くシーンはまるで同作家の「キャリー」のようでした。キャリーと同じ運命にならなかったのが唯一の救いです。

 

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