「バニシングin 60」あらすじ 後半50分にわたる圧巻のカーアクション

アクション(洋画)

40台の車を盗み出すというお話は、2000年公開のニコラス・ケイジ主演の「60セカンズ」を思い出します。しかし「60セカンズ」はリメイク版であり、こちらがオリジナルバージョンです。

「バニシングin60」作品紹介

監督:H・B・ハリッキー

脚本:H・B・ハリッキー

制作:H・B・ハリッキー

主演:H・B・ハリッキー / マリオン・プシア 他

公開:1974年10月28日(アメリカ) / 1975年6月(日本)

保険会社の調査員をしているペイスは車専門の窃盗団のボス。

廃車になった車を安く買い上げて車体番号シール、タイヤ、ナンバープレートなどを、全く同じ車を盗んでそれに付け替えるという手法でこれまで多くの車を売ってきていた。

ある日、希少な高級車40台を期限までにそろえるようにとの依頼を受ける。

 

39台の車はそろったのだが、黄色のマスタング「エレノア」だけはなかなか手に入らなかった。やっと手に入れたその時、警察の待ち伏せにあい、そこから長い時間カーチェイスが繰り広げられる。

一瞬警察をまいたエレノアはもうボロボロ状態だった。洗車場で別のエレノアを盗み、無事に逃げ切ってエンド。

「バニシング in 60」感想

このカーチェイスが開始50分ぐらいから始まり、これが約50分ほど続きます。

これほど長いカーチェイスは今までの映画ではないそうです。

オープニングで「starring ELENOA」とあるように、主演はエレノアなのである。

カーチェイスにこだわった理由は何なのか?

監督・脚本・制作・主演のH・B・ハリッキーはもともとスタントマンです。

数々の大会で優勝し、大金を手に入れます。そのお金でこの作品を制作します。

構想3年、製作期間1年、製作費用約4億5千万円かかって出来上がった今作はアメリカだけでなく世界各国で大ヒットとなりました。

スタントマンの彼はもちろんカーチェイスシーンは自分で運転しています。

ちなみに車がハイウェイから強引に出ようとする際、後続車と接触しスピンしながら鉄柱に激突するシーンがありますが、これはアクシデントによる実際の事故であり、ハリッキーは負傷しながらも、カメラマンに「おい、ちゃんと撮ったか?」と聞いたというエピソードは有名だそうです。

その後も映画を何本か作りましたが、「バニシングin60 PART2」制作中の1989年8月20日に自身のスタント場面の撮影中に事故を起こして、48歳の若さで死亡してしまいました。

 

少し余談ですが、後半出てきてカーチェイスに巻き込まれる黒人青年6人組がいい味出してました。

全くストーリーには関係ないですが(笑)

でも彼らがいいアクセントになって良かったです!

 

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