「スパイダーマン2」あらすじ 毎回プライベートで苦悩するヒーロー

アクション(洋画)

スパイダーマンの恋、親友との確執、ヒーローとしての意義、アクションであり人間ドラマでもある同シリーズの第2作目。今回の敵は4本の巨大なアームを持つ怪人です。

それでは紹介していきます。

 

「スパイダーマン2」作品紹介

監督:サム・ライミ

脚本:アルヴィン・サージェント

原案:アルフレッド・ガフ / マイケル・シェイポン / マイルズ・ミラー

原作:スタン・リー / スティーブ・ディッコ

制作:アヴィ・アラッド / ローラー・ジスキン

出演:トビー・マグワイア / キルスティン・ダンス卜 / ジェームス・フランコ 他

公開:2004年6月30日(アメリカ) / 2004年7月10日(日本)

 

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「スパイダーマン2」あらすじ

ピーターはスパイダーマンとして日々、街の平和のために奔走していた。そんな彼の目に入ってくるのは多く街に貼りだされたMJの写真、彼女は舞台女優として成功していた。

かたやピーターはスパイダーマンをやりながら、宅配ピザのバイトをしていた。スパイダーマンとバイトの掛け持ちで大学に行く時間があまりなく、単位もなかなか取れない状況。挙句の果てに、スパイダーマンの仕事のせいで宅配ピザのバイトで失敗しクビになってしまう。

新聞社にスパイダーマンとなった自画撮り写真を売り込むも大した額にならず、アパートの家賃も滞納気味であった。

再会

そんな時、久しぶりにMJとハリーが叔母の家で集合する。MJはいまだにピーターが気になっている様子。ハリーは父親の仕事を受け継ぎ、核融合関係の仕事を任されていた。ハリーはいまだに父親を殺したのはスパーダーマンだと思い込んでおり、彼に対する憎悪の言葉を口にしていた。そしてそんなスパイダーマンの写真を撮っているピーターのことも快く思っていなかった。

MJは「今度舞台があるから見に来てほしい」といわれ、ピーターは快諾する。

MJとハリーが帰った後、叔母が疲れて寝てしまったそばにあった家の抵当権喪失の通知書を見つけるピーター。家のローンが滞っているにもかかわらず誕生日プレゼントとして200ドルをピーターは渡される。ピーターは断るが、大丈夫だといい、涙ぐみながら「夫に会いたい」と漏らす。

MJの舞台を見に行こうと思っていたピーターだったが、スパイダーマンの仕事が入り、見ることができなかった。謝ろうと会場入り口近くでMJを待っていると、恋人らしき人物が現れたため、そのまま何も言わずに去る。その帰り、スパイダーマンの恰好でビル群の間を飛んでいた時に急に糸が出なくなる。

ドクターオクトパスの誕生

ピーターは大学のレポートを書くために、ハリーにオットー・オクタビアスを紹介してもらう。オクタビアスは核融合の研究者で、ハリーの会社で助手である妻のロージーと一緒に仕事をしていた。

オクタビアスは自分の背中に4本の巨大なアームを取り付け、核融合を起こす装置を作り出す。その公開実験の際、装置が熱暴走を起こし、すべての金属、建物の内壁までも吸い取ろうとする。ピーターはスパイダーマンになって、その場にいたハリーを助けるが、ハリーは「いい気になるな」と言い放つ。この事故でオクタビアスの妻ロージーは亡くなってしまう。

4本のアームが取り付けられたまま気を失ったオクタビアスに手術が行われるが、ワイヤーがそこにいた医者や看護婦を全て殺し、オクタビアスは逃亡する。新聞社はこの事件を取り上げ、4本の巨大なアームの怪人をドクターオクトパスと名付ける。

銀行でドクターオクトパスと出会ったピーターはスパイダーマンになり戦うが、またしても糸が出なくなりドクターオクトパスに逃げられてしまう。

新聞社はスパイダーマンとドクターオクトパスが共謀して銀行を襲ったとデタラメの記事を出す。MJと会ったピーターは舞台に行けなかったことを謝るが、許してくれず、さらにピーターの前で恋人からのプロポーズを了承する。

苦悩

糸が出ないことが自分の体の不調が原因と考えたピーターは大学の医療室で診察してもらうが、どこも異常はなかった。医者に「心の問題ではないのか?」といわれ、ハリーやMJとのこと、そして最近のスパイダーマンに対する非難などで悩んでいた自分に気づき、もう二度とスパイダーマンになることをやめようと決める。

普通の人になったピーターはMJの舞台を見に行く。「ヨリを戻したい」と帰り道にピーターは言うが、MJは「私、結婚するのよ」といって去っていく。しかしMJはいまだにピーターのことが気になっていた。

叔父の墓参りのあと、叔母に叔父が死んだのは自分が強盗を逃がし、その強盗が叔父を撃ち殺したことを告白する。叔母はショックを受け黙って2階に上がっていった。

後日、叔母が引っ越すことになり、再度誤りに来たピーターに叔母は「過去のことはもういい、よく話してくれた」と言ってピーターを許す。

ハリーの衝撃

ドクターオクトパスは核融合装置を再び完成させ、その燃料となるトリチウムを手に入れるためハリーの自宅を強襲する。脅されたハリーは交換条件を出し、「スパイダーマンを連れてきたらトリチウムを渡す」と約束する。

ドクターオクトパスにMJを誘拐されたピーターは、その怒りによってスーパーマンとしての力を取り戻し、ドクターオクトパスと走っている電車の上で死闘を繰り広げる。

ドクターオクトパスは電車のブレーキを壊し、スピードを最大にして何処かへ逃げていってしまう。電車を止めるために周りの建物に手から糸を飛ばし、自分の体一つで電車を止める。しかし体への負担が大きすぎたため気絶してしまう。

ドクターオクトパスはスパイダーマンをハリーのもとへ連れていき、トリチウムを受け取る。

スパイダーマンのマスクを剥がして驚くハリー。気がついたピーターはMJが連れ去られたこと、そしてドクターオクトパスを倒さないと街が破壊されることを告げ、その場を去る。

自己犠牲

MJを助け、再びドクターオクトパスと戦うスパイダーマン。核融合が始まっていたため、どんどんと周りの金属を吸い込んで巨大化していくエネルギー。

ドクターオクトパスの動きを止めることに成功したスパイダーマンは自らマスクを取り、ドクターオクトパス=オクタビアスに「知性とは人類の為に使う授かりものだ」とオクタビアスに言われた言葉を本人に投げかける。

「他人の事を考える時、時には自分の夢さえも諦めなければいけない」という叔母の言葉をオクタビアスに伝えると、自我を取り戻し、核融合装置と一緒に自ら海の底へ消えていった。

MJに自分の正体がバレてしまったピーターは、自分と一緒だとさらに危険が及ぶからMJのそばにはいられない、でもいつも見守っていると伝える。

ハリーのもとに父ノーマンの幻影が現れて仇を討ってくれと囁く。混乱したハリーはノーマンの幻影が写っている壁掛けの鏡を割る。すると奥には部屋があり、そこにはグリーンゴブリンの爆弾やスライダーが隠されてあった。

MJの結婚式当日、MJはウェディングドレスのまま式場から抜け出し、ピーターのもとへ。

MJはピーターに「危険になっても一緒にいたい」と伝えて2人はキスをする。

そこに聞こえるサイレンの音。

MJに「やっつけてきて」と言われたピーターはスパイダーマンになってサイレンの方向へ飛んでいく。それを見つめるMJの表情は少し不安げだった。

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「スパイダーマン2」感想

前作以上にピーターの心の苦悩が描かれています。MJとの恋、ハリーとの確執、スパイダーマンである意味・・・「ヒーローするのも大変なんだな」と思ってしまうような展開です。

 

余談ですが、オクトパスを演じたアルフレッド・モリーナがレイダースの人だとは・・・

一応MJとの恋は成就します。しかしラストで見せたMJの表情、明らかに続編を意識して作ったラストでしょう。ハリーもグリーンゴブリンの部屋を見つけてしまいますし。

前回で惚れやすいと書いてしまった(笑)MJですが、今回も結婚式場から逃げ出すという暴挙に出ます。感動的なシーンではありますが、捨てられた方はたまったものではありません。ピーターもそんなことをされないようにと祈りつつ、「スパイダーマン3」を見てから、また紹介していきます。

 

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