誕生日に弟から勧められた「ゲーム}のせいで、1人の男の人生が変わってしまう物語です。
主演はサスペンス常連のマイケル・ダグラス。その弟役に個性派俳優のショーン・ペン。最後の5分前まで騙されること必至です。
「ゲーム」作品紹介
監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:ジョン・ブランカトー / マイケル・フェリス
制作:スティーブ・ゴリン / セアン・チャフィン
出演:マイケル・ダグラス / ショーン・ペン / デボラ・カーラ・アンガー
公開:1997年12月12日(アメリカ) / 1998年2月7日(日本)
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「ゲーム」あらすじ(ネタバレなし)
父親の遺産を受け継ぎ、大豪邸に住み、自社ビルも持つニコラス・ヴァン・オートン。
彼はいつも冷静沈着であり、感情を表に出さず、仕事優先の人生を送っていた。
CRSへの招待状
彼にはコンラッド・ヴァン・オートンという、更正施設に入っていた弟がおり、そのコンラッドと久しぶりに食事をする。
その日が誕生日だったニコラスは、CRS(消費者レクリエーションサービス)というクラブの招待状をコンラッドから誕生日プレゼントとしてもらう。
「人生が変わるから、そこに電話してみて」というコンラッドに対して、適当に返事するニコラス。自宅に帰り、別れた妻からも祝いの電話をもらうも、これも適当にあしらって電話を切る。
ニコラスは1人でお酒を飲みながら昔のことを思い出す。盛大に誕生日を祝ってくれた父のこと、そして自宅の屋根から飛び降りる父のこと・・・
あるビルでの取引先との会合が済み、帰ろうとした時、そのビルの14階にCRSの事務所があることを知ったニコラスは、ほんのわずかの興味だけを持ちながら14階の事務所に入る。
そこで簡単な身体検査やアンケートを書かされる。「何の商売だ?」と聞くニコライに「ゲームです」と答える所長。そのアンケートには「小動物をいじめることはあるか?」とか「自慰の際、罪悪感を感じるか?」などの奇妙な質問ばかりだった。
「あなたに足りないものを提供します」と続ける所長。
そしてこのゲームは始まってから、気に入らなければいつでもやめて良いということだった。
ニコラスは長い時間をかけてテストをうけて、承諾書にサインをする。
帰りに寄ったスポーツジムで知り合いに会ったニコラスは、以前にゲームに参加していたことと聞き、どんなものかと聞く。
「その正体は、ヨハネの黙示録、第9章25節・・・昔は盲目であったが今は見える」と答えて知り合いは帰っていく。
#映画 #映画好きと繋がりたい
「ゲーム(1997)」マイケル・ダグラス主演のサスペンス。
誕生日に弟からある招待券を貰う。
しかしそれはとんでもない「ゲーム」への入口だった…見てる方も誰を信じれば良いのか判らなくなる、究極の人間不信ムービー😎
予告↓https://t.co/8QsgUyEl3v pic.twitter.com/oDDhSh7zv0
— BIG (@kuhyaBIG) July 9, 2020
ゲーム開始
次の日、会議の最中にニコラスの携帯にCRSから電話が入る。教えたはずのない携帯への電話でCRSはテスト不合格の知らせをニコラスに伝えて電話は切れる。
夜、自宅に戻ると玄関先にガウンを来て倒れている人を発見する。一瞬、父のことを思い出すニコラス・・・
(父親はガウンを着たまま飛び降り自殺している)
しかしそれは道化師の人形だった。
口の中には見知らぬ鍵が入っていた。
いつものようにTVで経済ニュースを聞くニコラス。しかしさっきの人形が気になって仕方がない。
人形の口をナイフを使って分解しようとすると、経済ニュースを読んでいたアナウンサーに「いつまで道化師の口をほじるつもりだね」と話しかけられる。
そしてそのアナウンサーに「鍵のを使う場所と使いみちは秘密だ、今後も鍵は送られてくるから目を光らせておけ」とニコラスに話す。
どのような仕組みなのか知りたがるニコラスにアナウンサーは「小型カメラだ」と種明かしする。その小型カメラは道化師の目の中に入っていた。
アナウンサーは「CRSへようこそ、健闘を祈る」と言って、そのままいつものように経済ニュースを読み始める。
その後、彼自身に奇妙な出来事や災難が降りかかってくる・・・
次の日、父の友人が社長をしている子会社ベアー・グラント出版社のアンソンに辞任を言い渡し、その通知書を渡そうとトランクを開けようとするも、鍵が閉まっていて開かない。
もしやと思い道化師の口に入っていた鍵を使うが違っていた。
結局その日はアンソンを辞めさせることができなかった。
クリスティーンとの出会い
CRSについて聞こうと、レストランでコンラッドを待つニコラス。そこで女性店員クリスティーンにワインをこぼされる。
嫌味な態度をとるニコラスについ陰口を言って、クリスティーンはその店をクビになる。
一旦席を代わるニコラスに給仕が会計伝票を渡してすぐにいなくなる。そこには「彼女を逃がすな」と書いてあった。
従業員出口から出てきたクリスティーンに話しかけるも相手にしてくれない。そんな時、目の前で倒れている男をクリスティーンが介抱したことから、一緒に救急車に乗ることになる。
救急車が地下の救急搬送口に止まり、患者が中に運ばれていく。ニコライがクリスティーンに話しかけた瞬間、病院の電気が消え、そこにいた医師や患者たちも足早に逃げて消えていった。
わけがわからないクリスティーン。しかしニコライにはわかっていた。これは大掛かりな悪ふざけのゲームだと。
エレベーターで地上に上がろうとするが、途中で電源がきれて閉じ込められてしまう。
そこから脱出した2人はなぜか警備員に追われたり、犬に追いかけられたり、ゴミ箱に飛び込んだりで散々な目に遭う。
会社に着いたニコライは服が汚れたクリスティーンに服を貸し、シャワーも貸す。
別れ際にクリスティーンは「400ドルであなたにワインをこぼしてきてくれと頼まれた」と告白し、タクシーで去っていった。
数々の災難
その後、泊まっていたホテルの部屋が荒らされる。
自宅は油性インクで落書きされる。
コンラッドはCRSに騙されたと言って喧嘩になる。
乗っていたタクシーは海に飛び込み、死にそうになる。
クリスティーンの家で銃を撃ち込まれ、
口座の金は全額引き出され、
クリスティーンには騙されて眠らされ、
気がつくと無一文でメキシコの地に捨てられ、
やっと帰ってきた屋敷は勝手に売りに出され・・・・
そしてすべてを無くしたニコラスは、偶然TVに映っていたCRSの所長を発見する・・・・
「ゲーム」感想
いつもは最後まで書くのですが、これはあえて皆さんの目で最後まで見てほしいので書きません。
前半は一体何が起こっているのかわからなくてモヤモヤしますが、中盤からの展開と追い込みがえげつなく、最後のどんでん返しも秀逸でした。
この2年前に同監督が作った「セブン」とはまた違った衝撃のラストは見ものです。
あまり知られていない本作ですが、かなりオススメです!