「アシュラ」あらすじとネタバレ 悪徳市長との血みどろの戦いの果てに・・・

アクション(アジア映画)

韓国発のクライムサスペンス。悪徳市長と脅迫の仕方がやりすぎな検察、その間で板挟みになる刑事が主人公です。いったいどうやってこの地獄から抜け出すのか・・・

「アシュラ」作品情報

監督:キム・ソンス

脚本:キム・ソンス

制作:ハン・ジュドク

公開:2016年9月28日(韓国) / 2017年3月4日(日本)

出演:チョン・ウソン / ファン・ジョンミン / チェ・ジフン 他

 

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「アシュラ」あらすじとネタバレ

韓国のアンナム市(架空)は市長のパク・ソンべの選挙法違反の騒ぎで持ちきりだった。パク市長はその立場を利用して、悪行の限りを尽くしていた。

一審では有罪だったが、二審では証人が現れず無罪となる。

検事側が呼んだ証人ミンソプは「**棒切れ」**と呼ばれる男に脅され、証言をひるがえしたのだ。

「棒切れ」とは刑事ハン・ドキュンの手下で、命令されたことを遂行してドキュンから報酬をもらっていた。

刑事のドキュンはパク市長から賄賂をもらい、汚い仕事を手伝っていた、余命いくばくもない妻の医療費を稼ぐために。

市長に対立する反対派のボスはテ社長、しかしテ社長はパク市長の実の兄であり、いつのまにか結託していた。

ミンソプの件で棒切れに金を渡しているときに、上司であるファン班長に見つかってしまう。

市長の仕事を分けて欲しいと、班長がドキュンを脅してくる。

ビルの屋上でもみ合いになり、その最中に柵がはずれ、班長は落下し死亡してしまう。そこにはドキュンの後輩ソンモもいた。ドキュンはファン班長が死んだのを棒切れのせいにして通報、ソンモにも口止めをする。

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検察のスパイに・・・

検察がファン班長の死亡事件を調べるうちに、検事のキムは、ドキュンがミンソプと数回会っていて、そのミンソプがフィリピンで変死体で見つかった情報を手に入れる。

検察はドキュンが棒切れを雇い、ミンソプを拉致したことを確信していた。ドキュンを呼び出し、逮捕されたくなかったら、市長の証人拉致の指示を出した証拠を持ってくるようにと指示する。

検察に協力することになり、動きづらくなったドキュンは、給料が上がることをエサにソンモを市長の元で働かせる。

ある時、パク市長の集会にテ社長率いる反対派がやってくる。テ社長はわざとパク市長に軽い怪我を負わせて支持率を上げる計画だったが、弟であるパク市長の横柄な態度に嫌気をさして、テ社長はそれ以上何もしようとしなかった。

そこにいたドキュンが機転をきかせてテ社長に刃物を持たせ、パク市長は自らその刃物を頭に当てた。その事件でパク市長の悪評は薄れ、支持者は増えていった。

ソンモはパク市長の為に、テ社長を殺し、それによってパク市長の信頼を得る。

そのソンモは先輩風を吹かすドキュンを妬ましく思い始めていた。

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弱み

なかなかパク市長を逮捕できずに焦っていた検察は、側近のウン室長が怪しい動きをしていることを察知し、ドキュンをオトリにする。

ウン室長がアジア系マフィアと一緒にいたところを訪ねると、マフィアたちに袋叩きにあい、逃げられてしまう。逆上したドキュンはマフィアたちが乗った車をボロボロにし、中から時価300億もの覚醒剤がみつかる。

検察はウン室長を逮捕し、バク市長との繋がりを知ろうとする、

棒切れも、ドキュンがファン班長ともみ合って死んでしまったと、供述し始めていた、その証言を信じるものはいなかったか、ドキュンにとっては厄介な事になっていた。

検察とドキュンかつながっていることを疑ったパク市長はドキュンを呼び出す。

しらを切ったドキュンだったが、もう自分も市長も終わりだと言う。

それでもパク市長はドキュンに協力を強要する。パク市長は乗り越えられる自信があった。

そんな時、棒切れは留置場内で別の囚人たちに殺されてしまう。その時看守は見て見ぬフリをしていた。

ウン室長が証拠不十分で釈放され、迎えに来たソンモの車に乗る。しかしソンモに車から投げ出され、対向車にひかれて死んでしまう。

ドキュンは編集したパク市長の証言のテープを持ってくるが検察は認めなかった。

班長がドキュンと揉み合って落ちる監視カメラの映像をドキュンに見せ、早く証拠つかんでこいとドキュンを脅す。

もうドキュンはどちらについたらいいのかわからなくなっていた。そしてどちらにしても永遠に終わらない気がしていた。

戦場

ウン室長の斎場にやってきたドキュン。

彼は検察の指示通りにパク市長の画像と音声を録音するが、突然盗聴器をパク市長の前に出し、検察と繋がっていることを暴露する。そして直接話すように伝える。

検察のメンバーを斎場に導くドキュン。検察のキムとバク市長を2人にし、ドキュンは部屋から出て行く。

そこで、ソンモに銃を向けられるドキュン。

ドキュンはソンもに巻き込んだことを謝り自分を殺せと言う。ソンモはその言葉に戸惑い、今までしてきた自分の悪行を食いて自殺する。

キムはパク市長との会話を録音し、帰ろうとするが、アジア系マフィアたちがキムら検察グループを襲う。

生き残ったのはキムと女性職員だけだった、

キムはパク市長に忠誠を誓うが、パク市長は女性職員の足を撃ち「忠誠を誓うなら、女のとどめをさせ」と言う。

キムが女性職員を殺そうとした時、ドキュンがキムを撃ち殺す。

ドキュンはパク市長を殺そうとするが、返り討ちにあってしまう。しかし瀕死の状態になりながらも最後の力を振り絞ってパク市長を殺す。

そして彼自身もそのまま死んでいく。

薄れゆく意識のなかで彼は思う「こうなると思った、わかっていたけど、しょうがねぇ」と。

 

「アシュラ」感想

 

いつも思うのが、韓国映画は展開がなかなか読めなくて好きなのですが、サスペンスはほぼ主人公が死んでしまいます。

今回の映画もウン室長の葬儀のシーンからの怒涛の展開は見応えありました。でもやっぱり死んでしまいます。しかも登場人物全員ほぼ死にます。なかなか強烈な映画であり、ラストでした。

ドキュン役のチョン・ウソンは「私の頭の中の消しゴム」「デイジー」などで主演を果たしており、その甘いマスクで人気の俳優さんです。感じ的には西島秀俊さんのようでした。

彼のキレた演技は素晴らしかったのですが、それと同じくらいキレてた市長役のファン・ジョンミンさんの演技は鳥肌ものでした。映画で多くの受賞歴があります。

韓国ではR18指定とかはあるのでしょうか?目を背けたくなるシーンが多いのでそのあたりを覚悟してみてほしいです。

でも間違いなく面白いですよ。

 

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