「モンスターパニック・怪奇作戦」あらすじ 歴代モンスター使ってみたものの・・

SF(洋画)

迷監督エド・ウッドの超B級カルトホラー「プラン9・フロム・アウタースペース」のリメイク・・・のような作品です。

ドラキュラ、狼男、ミイラ男、人造人間などの怪物が総登場の、これまた偉大な超B級ホラー映画です。

出演は、古典SF「地球の静止する日」のマイクル・レニー。共演は「007は二度死ぬ」やヒッチコックの「トパーズ」にも出ていたカリン・ドール、マカロニ・ウエスタンでお馴染みのクレイグ・ヒル、そして、スペインの有名な恐怖映画役者であるポール・ナッシーとなります。

 

「モンスターパニック・怪奇作戦」作品紹介

 

監督:トゥリオ・デミケリ / ヒューゴ・フレゴネーズ / エベルハルト・メイシュナー

脚本:ポール・ナッチー

制作:ハイメ・プラデス

撮影:ゴドフレード・パチェコ

音楽:ラファエル・ファラー / フランコ・サリナ

出演:マイケル・レニー / カレン・ドール / グレイグ・ヒル / ポール・ナッチー / バディ・シェパード / マヌエル・ド・ブラ

製作国:スペイン / 西ドイツ / イタリア

公開:1970年

 

 

 

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あらすじ

ウモー星から地球にいたワーノフ博士に通信が入ってきます。

戦死したキリオン・ベルナーという外科医と自動車事故で亡くなった女性生物学者のマレーバ・ケルスタインを蘇らせたから、その2人を助手にして地球人を滅亡させろ! という命令を受けます。

ウモー星は氷河期に入ろうとしていました。しかし人工太陽の製造が間に合わなかった為、似た惑星である地球を植民地化してウモー星人を移住させようという計画です。

 

したがって核兵器などの使用は、地球が放射能で汚染されてしまう為に使えません。ワーノフ博士は地球人が精神的に不安定な生き物だと考えており、彼らの感情を混乱させるために伝説の怪物たちを復活させ、地球全体を混乱させようと計画します。

 

歴代の有名なモンスター(ドラキュラ、フランケンシュタイン、狼男、ミイラ男)が出てくるということで、モンスター好きの方々は大興奮!?でしょう。

ストーリー的には予想通りの展開で、大した驚きがなく、怪物たちもなんか人間臭いというか、素人がした特殊メイクのようなデキなので、ホラーのジャンルなのでしょうが、全く怖くありません。

狼男と吸血鬼はまだいいのですが、ミイラ男は顔を青くして包帯巻いただけ、人造人間は頭に四角いモノを乗せて、薄めの目でゆっくりと歩くだけで、さらに演じている役者の顔が五木ひろしに似ていて、逆に笑ってしまいました。

 

そして怪物の皆様が皆、弱すぎる!!

 

狼男とミイラ男の対決も、ただのケンカのような出来。でもそれはそれで逆に面白いし、眼力だけでそれ以外に魅力のない吸血鬼のあっさり退治されるのも、「やっぱりね!」という感じ。

 

狼男を演じているのは、脚本を手掛けているポール・ナッチー。

したがって狼男が大活躍!

 

博士に復活させてもらった狼男だったけど、一度脱走した過去があったために牢から出してもらえない。その狼男の世話をさせられていたのが、”命令を聞く美女軍団”を作るために集められた捕虜の女性だった。狼男はその捕虜の女性に恋をして、自分を閉じ込めた博士や他の怪物たちを倒す・・・というお話です。

 

B級だからなんでも許せる、とまでは行かないまでも私はTV放送でのカットされた短いバージョン(CM無しで1時間ちょっと)だったので無理なく見れました。

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