一人娘の失踪をきっかけに元刑事の男が崩壊した家庭の再生を求めて奔走するミステリーサスペンス。
監督は「嫌われ松⼦の⼀⽣」や「下妻物語」の中島哲也
出演は役所広司、小松菜奈、中谷美紀、妻夫木聡、オダギリジョーなど。公開は2014年。
当時はまったくのノーマークで、YouTubeでたまたま⾒た予告編で圧倒され⾒に⾏きました。予告編⾒た時点で「万⼈うけは絶対しないな」と思ってしまいます。
まあ中島哲也監督の映画はほぼこんな世界観です。
今や実力派女優となった小松菜奈さんの地位を確固たるものにした作品です。
今宵の日本アカデミー賞の小松菜奈ちゃんの可愛さ、美しさえげつなかった…でも今日に負けず劣らず美しかったあの渇きで新人賞をとった日も異彩なオーラを放っててとてつもなく美しかった… pic.twitter.com/MNP3nLQ514
— (@whiteAngel0001) March 6, 2020
「渇き。」作品紹介
監督:中島哲也
脚本:中島哲也、門間宣裕、唯野未歩子
製作:依田巽、鈴木ゆたか
主題歌:ディーン・マーティン「Everybody Loves Somebody」
劇中歌:でんぱ組.inc「でんでんぱっしょん」 / Trippple Nippples「LSD」 / daoko「Fog」 / 近藤房之助「アイ・ラヴ・ユー、OK」 / 松田聖子「Sweet Memories」 / Barbara Borra「Gone Away Dream」
製作プロダクション:リクリ
配給:ギャガ
企画・製作:ギャガ、リクリ
公開:2014年6月28日
出演 :役所広司 / 小松菜奈 / 妻夫木聡 / 清水尋也 / 二階堂ふみ / 橋本愛 / 國村隼 / 黒沢あすか / 青木崇高 / オダギリジョー / 中谷美紀
「渇き。」の動画配信情報(2022年7月4日時点)
2022年7月4日時点で、「渇き。」が視聴できる配信サービスは1社(レンタルのみ)です。
Rakuten TV(レンタル)のみ
「渇き」
元刑事のクズ男が元妻の依頼で、行方不明になった娘を捜索する。
正直「来る」よりやはりこちらの方が好きかな。役所広司のキャラの振り切りまくった狂気が最高だし、「来る」よりも露骨に屑っぷりを披露する妻夫木聡の痛快な轢かれっぷりも良かった。後、この映画の小松菜奈が一番好き。 pic.twitter.com/R4OhvWRPT1— 武器マニア (@bukimania123) August 25, 2020
「渇き。」ざっくりしたあらすじ(ネタバレあり)
あらすじとしては、元警察官の⽗親が失踪した娘を探すが、聞き込みするごとに娘の異常さが垣間⾒えてきて、⾃⾝の精神状態もどんどんおかしくなっていく、みたいな話です。
ブレイク直前の⼆階堂ふみさんや、最近はドラマや映画でもよく⾒かける⼩松菜奈さんがなかなかの狂気じみて、あと妻夫⽊聡さんやオダギリジョーさんも同様に!
後輩刑事の妻夫木聡さんは、密かに役所さんをマークしていて、ひょうひょうとしながら何かを聞き出そうとします。
いつも真面目な役が多い妻夫木さんですが、今回は可愛い顔して生意気に、そして笑いながら役所さんを「クソじいい」呼ばわりします。
今週27日公開の「渇き。」。
妻夫木聡さんのこんなにも軽薄でこんなにも悪そうな顔が見れるのは、「渇き。」だけ!! pic.twitter.com/mH5mO5rz1h— 映画配給会社 ギャガ株式会社 (@gagamovie) June 24, 2014
途中から突然出てくるオダギリジョーさんはいきなり未成年の首を切り、挙句に拳銃で撃ち殺します。このオダギリジョーさん演じる愛川も元刑事という役どころで、なかなかの規格外人物です。
ところで渇き。のオダギリジョー最高じゃんか pic.twitter.com/KTwej8ENJa
— 晶 (@akila74531) August 30, 2021
今回の役所広司さんは「孤狼の血」の刑事が酒に溺れたバージョンのような役どころで、この役も結構ぶっ飛んだやり過ぎ親父感が満載です。
彼は家族を愛していましたが、警察官としての仕事のためになかなか家に帰ってこれません。帰ってきても酒をあおっていたりとか・・・
そんな夫がいない間に妻はハゲたオヤジと不倫の関係になります。それを知った夫が妻が乗っていた車に体当たりし、その不倫相手を半殺しにするという、これまた規格外。
このシーンを観てみたい!(映画『渇き。』予告編動画より中谷美紀) pic.twitter.com/bNkrYxVwZD
— やすこ / Yasuko (@muxu3) May 12, 2014
結局、小松菜奈さん演じる加奈子は巨大な未成年の売春グループへ、スカウトした少年少女を斡旋する仕事をしていました。その中には覚醒剤中毒者になったり、ショックで自殺した者もいました。その被害者の1人が加奈子の担任、東(中谷美紀)の娘でした。
加奈子は東の娘が中年男と淫行している写真を東に見せ、それに激怒した東が加奈子を殺害。
それを聞き出した父親は加奈子が埋められているところに東を案内させ、掘り起こさせます。しかし殺したのは夏で、今は冬。雪が積もって何処に埋まっているのかわかりません。
疲れ切って動けなくなった東に替わり、父親が「この手で絶対ぶっ殺す」といいながら雪を掘っていくところで終わります。
「渇き。」感想
まだ一回しか観ていませんが、何回か見た人は見るたびに印象が変わるそうです。
自分の血を分けた娘がどんなに悪魔であっても、やはり自分の娘であることから、どうしても自分の手で決着をつけたかったのでしょうか?
それはやはり愛しているからなのか?
悪魔のような娘であっても、父親としての存在意義を欲したための反動か・・・
と思ったのですが、僕も再度見たら新しい発見があるかもしれません・・・
ちなみに⼩松菜奈さんはこの作品で報知映画賞、⽇本アカデミー賞、毎⽇映画コンクールで新⼈賞を獲得してます。ここからブレイクしたようです。
原作は深町秋⽣さんの⼩説「果てしなき乾き」
私は映画から⼩説派なので楽しめましたが、だいたいの⼈は⼩説から映画でしょう。
そんな⽅々にはもしかしたら物⾜りないかもしれません。でも普段やらないようなキレまくった役をやっている役者さん達をみたいならおすすめかな〜。
女優陣もなかなか豪華です!
渇き。の出演女優さんたちを見ることで気持ちを浄化させてる。
この並び最高すぎる。
小松菜奈ちゃん中谷美紀さん
橋本愛ちゃん二階堂ふみちゃん大好きな女優が一堂に会してる作品なのに… pic.twitter.com/PyNtBCxmzr
— かてぃ子 (@____katycoo) May 20, 2022