ブラック・ジャックOVA FINAL「美しき報復者」あらすじと配信情報

TVアニメ(国内)

今回は”あの国”そっくりな所に連れて行かれて、血で血を洗う王位継承問題に巻き込まれるBJ。

 

「美しき報復者」あらすじ

日本に向かう飛行機の中で、フラフラと立ち上がって歩き、すぐに倒れる女性。その夫が抱きかかえて「医者はいませんか?」と叫ぶ。

たまたま乗り合わせたBJが介抱し、すぐにオペしないと助からないと判断する。飛行機は急遽、韓国の仁川国際空港に緊急着陸し、そこから救急車に乗り込み病院に向かうことになったBJ。しかし急病のはずの女はBJの手をつかむ。夫(のフリ)と救命隊員には銃を突きつけられ、救急車は埠頭に着く。そこには潜水艦が待機していた。女性は「招待するわ、私達の祖国アンリョンへ」と言った。

 

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アナフィラキシー

BJが連れてこられたのはアンリョン国。そこはチェ・ヒョク将軍の家系が代々支配者となっている独裁国家だった。

その日のTVではチェ・ヒョク将軍と長男のテビョン大将、次男のジョンギとともに国民の前に姿を現し、大歓声を受けていた。しかしチェ・ヒョク将軍は末期脳腫瘍を患っており、明日おもしれない命だった。

父の病気を治してくれたら祖国に返してやるというテビョン大将に「ふざけるな!」というBJ。テビョン大将は「申し訳ありません、他の国にこの事を知られたくないのです」と拉致同然にアンリョンに連れてきたことをBJに謝罪する。

しかし同時に「先生には興味深い症例だと思いますよ」と少し笑うテビョン大将。

脳腫瘍を手術する時は頭蓋骨を開けて脳にメスを入れなければならない。もちろん麻酔が前提なのだが、チェ・ヒョク将軍に麻酔はできなかった。それは麻酔によるアナフィラキシーショック(麻酔アレルギー)を恐れてだった。

BJは3億円と手術終了後の即時開放を条件に依頼を受けることにする。

BJに世話係兼ボディガードとしてLというコードネームの女工作員が付くことになる。彼女がBJを騙して連れてきたあの飛行機の女だった。

 

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抵抗勢力

BJが泊まるホテルへ向かっていた際に何者かから攻撃を受ける。Lは運転手に命令してそこからなんとか脱出する。

アンリョン国には反体制組織のファンロンと呼ばれるグループが存在した。彼らは軍事施設の破壊活動を繰り返しており、それに巻き込まれたのだった。

しかもチェ・ヒョク将軍の病状が悪化してから破壊活動が活発化していたため、テビョン大将は内部情報が漏れているのではないかと思っていた。

そんなテビョン大将は父親の治療を望むフリをしながら、次期指導者の座を狙っていた。しかし彼は弟のジョンギが後継者に指名されるのではないかと不安でもあった。

一方のジョンギはテビョン大将に、指導者になったら同じことをするのかと問いかける。ジョンギは今の政権のやり方が間違っていることを伝え、「いつかこの国は他国に潰される」と警告する。

 

暗殺

BJは電気麻酔をすることでオペできるのではないかと考え、それを主治医に伝える。テビョン大将は将来の自分の地位に不安を覚え、部下のキム参謀長に「任せる」とだけ伝える。

ホテルに向かう車中で「どうしても治してほしい」と鬼気迫る顔で言うL。ホテルに着いたBJとLだったが、郵便物として預けられていた鞄が爆発する。

出典:手塚治虫Official

 

それは明らかにBJを狙ったものであり、キム参謀長が指示したものだった。

さらに数名の兵士から銃撃を受け、Lは腕と脇の下に被弾する。使われていない軍の倉庫で治療を受け、Lは命を取り留める。その際、BJはLがチェ・ヒョク将軍の暗殺を狙っていることを聞かされる。

Lの過去

Lは昔アジュンと名乗っていた。彼女は幼いときにチェ・ヒョク将軍によって科学者の父親を強制的に連れさられた。父親は協力を拒んだために処刑。母親は将軍の後妻にさせられて、1人の子供を産んで死んでいた。

Lは復讐のために工作員の道を選び、将軍に近づけるように必死に成り上がっていった。将軍を自らの手で殺すために。その話を聞いてもBJは、将軍が患者である以上は治すのが仕事だと言いはった。

一方、BJとLの死亡が濃厚と考えていたチェ・ヒョク将軍は治療を諦め、長男のテビョン大将に権力を譲る事を本人に伝える。ホテルでの爆破が効果的だったと献杯するテビョン大将とキム参謀長。そしてその翌日、権力移譲を国内外に知らしめるために地下核実験を大々的に行う。

BJとLは軍から逃げるために車を走らせる。その道中でLは「鳥の声が聞こえる」と言い出す。BJが「たしかに聞こえるぞ!」と言うとLは「笑うなよ先生、伝説では鳥の声を一緒に聞いた男女は結ばれるらしい。」と言って笑っていた。

その直後にファンロンの車に前後を挟まれる。そこにはジョンギがおり、彼がファンロンのリーダーだと知らされる。

Lとジョンギ

ジョンギがファンロンのリーダーであることはテビョン大将の耳にも入る。ファンロンの部隊は攻勢を強めて政治の中枢である労働党本部にまで迫る。

ジョンギはヘリの攻撃を受けて足の動脈から大量出血する。彼の血液型は特殊なものだったが、Lがすぐに輸血してほしいと願いでる。その時にLとジョンギが姉弟であることを知らされる。

軍から逃亡する車の中で輸血しながら手術を行うBJ。「私が姉だということはジョンギは知らないし名乗るつもりもない。でも私に何かあったらジョンギの中で生きつづけることができるな」と話すL。

報復の結末

ジョンギもLも体力を回復し、将軍のいる首都に戻ってくる。そこはすでに戦闘中となっており、将軍の銅像も無残に破壊されていた。将軍のそばにいた部下や主治医たちはいなくなり、「もう私には何も残ってないがそれでもいいのか?」と言われるも、それでもBJは手術を行い、これに成功する。

BJは手術が終わったと同時にLに気絶させられる。Lは将軍の部屋に行き、銃を向ける。将軍はLの事を第2夫人の娘だと初めから知っていた。それを知った上でそばにおいていたと告白し「さあ撃て」とLに言う。

出典:手塚治虫OFFICIAL

気がついたBJが将軍の前に立ち「復讐をやめて前に進むんだ!」と説くBJ。しかし将軍が先にLに発砲する。「私に刃向かうものは病原菌と同じだ」と吐き捨てる将軍に向かって「医者になって今日ほど後悔したことはない!お前の手術をしたことを」と叫ぶ。

「母の故郷に行きたい」というLを連れて車を走らせるBJ。「もっと一緒に居たかった、会えて良かった」と言って彼女は母親の故郷を見る前に力尽きる。

自宅に戻ったBJ。TVではジョンギ率いるファンロンの部隊が将軍を拘束し、核査察を受け入れることを宣言するとニュースで流れていた。庭で空を見上げ、鳥が飛んでいる姿を見ながらLの言葉を思い出すBJ。

「笑うなよ先生、伝説では鳥の声を一緒に聞いた男女は結ばれるらしい。」

 

「美しき報復者」感想

Lはカルテ3に出てきたマリアのような強い女性であり、それでいてとても魅力的でもありました。

まるで韓国のお隣の国のような話でちょっとドキドキ?しながら見てました。(どうゆう結末にするのかという部分で)ファンロンのような抵抗勢力があるような気もしますが、どうなんでしょうねー。

 

「美しき報復者」動画配信情報(2022年7月10日時点)

2022年7月10日時点で、「美しき報復者」を視聴できる動画配信サービスはU-NEXTのみとなっています。

 

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