ブラック・ジャックOVA カルテ2 「葬列遊戯」あらすじと配信情報

TVアニメ(国内)

今回は「ブラック・ジャック」OVA版の第2話「葬列遊戯」を紹介していきます。

ブラック・ジャック(以降はBJと表記)が昔救った女性の友人たちが次々と亡くなり、その助けた女性も麻薬中毒に侵されてしまいます。なぜそんなことになってしまったのか?その原因を突き止めようとするBJ・・・

 

カルテ2 「葬列遊戯」の動画配信情報(2022年7月5日時点)

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ブラック・ジャックOVA カルテ2 「葬列遊戯」あらすじとネタバレ

 

ある夜、北海道の札幌市(作品中では雪まつりで賑わうS市となっている)で凍った噴水でスケートを楽しんでいた高校生の女性4人組に、道に迷ったBJが空港への道を聞く。

そのうちの1人、藤波里枝に教えてもらい車に戻ろうとした時、その里枝が転倒して額から流血する。BJは彼女を車の後部座席に寝かせて応急処置を施した。数針縫う事になったが大事には至らなかった。

BJは「包帯がとれてもしばらくは縫った跡が消えない。でも一年もすれば必ず消える。大丈夫!」と里枝に優しく話し、里枝はそんなBJの顔の傷を触りながら「優しいんだね」と答えた。

 

 

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再会

半年後、BJは乗り継ぎのために札幌に向かっていた。その機内で警視庁第4課の高杉警部に出会う。高杉とは昔なじみでBJが無免許医であることも知っていた。その高杉は、最近少年少女を蝕んでいる薬物を調べるために札幌に出張に来ていた。

出典:手塚治虫OFFICIAL

市内で少し時間をつぶし、再び空港へ戻ろうとしたBJは、あの藤波里枝に呼び止められる。その場所はあの噴水のある公園であり、「あなたを待ってたの!」と真剣な面持ちで話す彼女にBJはハッとする。

出典:手塚治虫OFFICIAL

喫茶店で応急処置のお礼を言い、再会を喜ぶ里枝。BJは当時のことを思い出し「元気かい?あの時の仲間たちは」と聞くと、それまで笑っていた彼女の表情は曇る。

「2ヶ月待ってたの・・・朝も昼も夜も・・・。お願い、助けて!」

2ヶ月前、里枝は仲間の1人である井上弓子と仙人岳に登り、その際に80メートルある吊橋から落下、弓子はそれが原因で植物状態になり今もそれは続いていた。

誰もがサジを投げた治療をどうしてもBJにしてもらいたくて里枝は2ヶ月間も公園で待っていたのだった。

そして「もうこれ以上、友達に死んでほしくない」と呟く里枝。

里枝の友人、中島ユキは3ヶ月前に轢き逃げにあって死亡。もう一人の友人の後藤香はその10日後に地下鉄にて飛び込み自殺をしていた。

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院長の秘密、里枝の秘密

BJは井上弓子が入院している病院を訪ねる。そこの院長である梅谷時雄は亡くなった父親の病院を引き継いだ二代目で、病院の業務をそっちのけでモータースポーツに興じていた。

BJは時雄がいない間に勝手に井上弓子の尿と血液を採取し、それを調べたところ、カルテに書かれてない”ある成分”を見つける。

BJはそれを餌に時雄に「自分にオペをさせてほしい。金額は5000万円。それが嫌なら尿と血液検査の結果を公表する」と脅しをかける。時雄はいやいやながらも同意する。

里枝はBJが弓子の手術をしてくれることをとても喜び、BJに憧れるようになる。

里枝はその夜、BJと別れ自宅マンションに帰ってくる。その部屋には多くの白い葬列用の花が置かれており、中島ユキ、後藤香の遺影が飾られていた。

その後「寒い」と言いながらガタガタ震えだした里枝は、部屋の奥にあるサボテンの針を手の平で直接触った。その行為は里枝の手に痛みを伴うはずのものだったが、里枝は安堵した表情で「暖かい」と呟く。

BJの滞在するホテルの一室に高杉警部が現れる。彼は弓子の手術を病院側から依頼されたのか、自分から申し出たのかだけ聞き、すぐに帰っていった。

次の日の夜、BJのオペが開始される。翌朝にまで及んだそのオペは大成功を収め、弓子は3日後には集中治療室を出るまでに回復した。

しかし記憶障害が残っているのか、ときたま訳がわからないことをつぶやいていた。

「パーティーには・・・白い花を飾りましょう・・・」

真実

それまで毎日のようにお見舞いに来ていた里枝が5日ほど姿を現さなかったことを不審に思ったBJは彼女の自宅マンションに行く。そこで枯れたサボテンを両手に持ちながら、麻薬の禁断症状で苦しむ里枝を発見する。

 

BJは高杉警部に枯れたサボテンを見せながら、「これはペルートと呼ばれる麻薬植物だ、あんたが追っていたのはこれだろ?」と言う。

それは仙人岳で栽培されていた麻薬植物であり、まだ4人全員が生きていた時に卒業旅行で行った際に皆がそのサボテンに触れていた。

そして1週間後に中島ユキが轢き逃げにあい、後藤香が地下鉄で自殺したのだった。そしてこの2つの事故は他殺だと高杉警部は睨んでおり、時雄が麻薬栽培に関係していると考えていたのだった。

出典:手塚治虫OFFICIAL

実際に時雄は父親から仙人岳の土地を譲り受けており、それを麻薬組織に提供していた。里枝たち4人がその栽培場所に入ってしまったために麻薬組織は中島ユキ、後藤香を事故に見せかけて殺し、里枝と弓子も吊橋に細工して殺そうと考えたのだった。

その事実を院長に突きつけ、「5000万はやめて、50億にする」とさらに脅しをかけるBJ。そこに組織の人間がやってきて、時雄ともども気絶させられてしまう。

BJはその際に麻薬を注射され、納屋に閉じ込められて火をつけられる。絶体絶命のBJは麻薬によって朦朧としながらも時雄を担いで納屋から脱出し、難を逃れた。

別れ

飛行機の時間を待っているBJの元に、元気になった里枝がやってくる。里枝が駆け寄りBJを見つめる。

里枝「あの・・・あの・・、また会えますか?」

BJ「偶然は3度は起こらない」

里枝「え・・・・。」

「そうだよね・・・」と笑いながらも悲しそうな里枝にBJは「今まではそうだった」と言って、最初に会った時に治療した里枝の額にキスをする。

ブラック・ジャックOVA カルテ2 「葬列遊戯」感想

前回の不倫だの風土病など、いかにもBJの世界感から一転、今回は少女の恋物語をベースにしたお話となっています。

今回も50分弱ながら、ちゃんとしたストーリー構成で、無駄のない演出、すべてが素晴らしく、やはりアニメとはいえ、バカにはできないな・・・(バカにしたことはないですが・・・)と思いました。

ただ・・・どうもBJが里枝にキスするのは・・・倫理的なことはこの際目をつむるが、BJのキャラを考えると、違和感があって不満が残ってしまった。

まるでルパンとクラリスじゃないか!

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