「本能寺ホテル」あらすじ エレベーターが開くとそこは本能寺だった!?命よりも価値のある何かとは・・・・

映画

前回紹介した「プリンセス・トヨトミ」の監督・鈴木雅之と出演した綾瀬はるかと堤真一が再びタッグを組んだSF歴史ミステリー作品です。

なお、同作品に出演していた中井貴一も今回はナレーションとして参加しています。

「本能寺ホテル」作品紹介

監督:鈴木雅之

脚本:相沢友子

製作:小川晋一 / 市川南 / 堀義貴

ナレーター:中井貴一

出演者:綾瀬はるか / 堤真一 / 濱田岳 / 平山浩行 / 風間杜夫 / 高嶋政宏 / 近藤正臣 / 田口浩正 / 平岩紙 / 八嶋智人 / 宇梶剛士 / 飯尾和樹 / 加藤諒

音楽:佐藤直紀

撮影:江原祥二

編集:田口拓也

配給:東宝

公開: 2017年1月14日

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「本能寺ホテル」あらすじ

倉本繭子(綾瀬はるか)が京都にやって来る。繭子の恋人である吉岡恭一(平山浩行)の両親の金婚式に出席するためである。

恭一の母親は一年前に他界し、父親の征次郎(近藤正臣)は高級料亭「吉岡」の支配人兼料理長だった。金婚式は母親が死ぬ前から予定されており、その母親がとても楽しみにしていたため開催されることのなったのだった。

そして恭一は結婚相手である繭子を親戚縁者に披露する場にもしたがっていた。

繭子は勤めていた会社が倒産し、どうしようか悩んでいた時にプロポーズされていた。嫌ではなかったが何もやることが見つからない繭子は流されるままにそのプロポーズを受け入れる。

宿泊先のホテルに向かう途中で合コンイベントのチラシをもらう。そのチラシには恋人同士が仲睦まじくしている写真が多く貼られているようなチラシだった。

 

一ヶ月予約を間違えた繭子が他の宿泊先を探していると、路地裏にひっそりと佇む「本能寺ホテル」なるホテルを見つける。

 

受付を済ませ、エレベーターに乗る繭子。エレベーターに乗りながら、街で買った金平糖を口に入れる。

そしてそのエレベーターのドアが開く。

そこは明らかに時代の違う、どこかのお寺の境内だった。

タイムスリップ

一人の男(濱田岳)に見つかり「何者だ!」と問い詰められる。しかしその男は苦しがってうずくまってしまう。男は胃が痛いようだった。

繭子は常備していた胃薬を差し出して、男がそれを飲む。感謝した男は自分のお館様のお茶会で粗相がないかと心配になり、その緊張で胃が痛くなっていたことを繭子に話す。

「お館様に見つかったら大変だから早く逃げなさい」という男だったが、同じ家臣の大塚孫三(田口浩正)に見つかり、お茶会に参列することになる。

この時点で繭子はタイムスリップしているのではないかと、なんとなくではあるが感じていた。そして1582年6月1日であることを男から教えられる。

 

お館様(堤真一)が現れる。茶人が見せるだけと言われて持ってきた茶器を献上しろという横暴な振る舞いに腹を立てた繭子がその間に割って入ったことでお館様は怒り、繭子に剣を向ける。

逃げ回った繭子は納屋に隠れる。しかしその場所がバレてしまい、今にも開けられようとした際に現代にタイムスリップする。

お館様が納屋を開けると繭子はおらず、合コンイベントのチラシだけが残されていた。

繭子は支配人(風間杜夫)にこのことを話し、一緒にエレベーターに乗りますが、タイムスリップは起きなかった。

 

 

料亭「吉岡」にて征次郎を紹介される繭子。征次郎は結婚式の日取りや衣装などをどんどんと勝手に決められている繭子を心配する。繭子は「仕事があればしますけど、何も取り柄ないし・・・」と言う。

そんな繭子に征次郎は「出来ることではなくて、やりたいことはないんですか?」と聞き、繭子は答えに困ってしまう。

 

ホテルに戻った繭子がエレベーターに乗り、またしても金平糖を食べる。するとまたしてもタイムスリップが起きる。

すぐに捕まってお館様のもとに連れて行かれる繭子。その時に胃腸薬を渡した男が森蘭丸で、お館様が織田信長であることを知る。

「閉じ込めておけ」と言われて別の部屋に軟禁される繭子。側にいた僧侶から、この寺が本能寺であることを知った繭子はその場所を突破して森蘭丸にある事実を知らせようとする。

本能寺の変が翌日深夜に迫っていることを・・・

 

しかしまたしてもタイムスリップが起こり、蘭丸には会えなかった。

支配人に話すが、話半分に聞きながら何も言わない支配人。しかし繭子の「タイムスリップして信長さんに知らせなきゃ!」の発言に異を唱える支配人。

「もし行けたにしてもやめたほうがいいです。巻き込まれるでしょうし、そんなことをしたら歴史が変わってしまいますよ!」と注意される。

告白

恭一の友人夫婦と会った後に帰ってきた繭子はまたしてもタイムスリップする。信長は自分を怖がらずに対等に話してくる繭子を気に入ったのか、彼女に着物を着せて京の町を案内する。

本能寺の時とは違い、町をさまよう信長は楽しそうだった。彼は町の様子を高台から見ながら、「俺が天下統一すれば、争いのない天下泰平がやってくる。おれはそれがやりたいんだ」と繭子にいう。

繭子は「信長さんは凄いです。天下統一なんて誰にでも出来ることじゃありません。」と答えます。

すると信長は「出来ないなんて誰が決めた?誰もやろうとしなかっただけだ」と答え、更に「お前は何をしたい?何をやりたい?」と聞かれ、繭子は何も答えられなかった。

繭子は改めて信長に自分の正体を明かそうとする。しかし信長は「未来から来たのであろう?」と言われてしまう。信長は繭子の衣装と残していったチラシでなんとなくわかっていた。

繭子は信長と蘭丸に、家臣の謀反によって本能寺が攻められるから今すぐ出てくださいと2人に伝える。「戯言だ!」とキレる蘭丸。

しかし信長は「誰が謀反を起こす?」と聞いてくる。明智光秀の名を聞いた信長は驚きもせずただ、「光秀の謀反の件、承知した」とだけ言って部屋から出ていった。

 

そこでまたしてもタイムスリップが起こり現代に帰ってくる繭子。彼女は信長に話したことで本能寺の変が回避されると信じていた。歴史が変わってしまうことに戸惑いを覚えるも、信長を死なせたくなかった繭子は少しホッとしていた。

征次郎の思い

金婚式に参加した繭子は征次郎に「やっぱりやりたいことがないんです・・・」と寂しそうに言う。しかし征次郎は「いつか見つかります。明日見つかるかもしれません。だから大丈夫」と慰める。

金婚式で征次郎は料亭「吉岡」を閉店することを招待客に宣言する。それは亡くなった妻から「あなたのやりたいことをやってみたら」と言う言葉がきっかけだと話し始める。

まだ自分がが若い頃、大衆食堂であまりお金を持っていない学生たちにたらふく食べさせてあげていたときが一番楽しかったと言い、「1からまた大衆食堂をやってみたいと思います。もうこんな歳ですけど、今からでも遅くないと思ってます」と繭子に視線を合わせながら、そして笑いながら招待客に話す征次郎。

驚く恭一とは裏腹に繭子は微笑みながらも何か突き動かされるような気持ちになっていた。

命よりも価値があるもの

信長はもし自分が死んだ時に秀吉に光秀の討伐とその後の処遇を任せるという文を送るようにと蘭丸に言う。「なぜですか?お館様の夢は天下泰平の世を作ることなのに、なぜ秀吉様に託すのですか?」と問う。

信長は「天下泰平の世を作れるのなら、別に私でなくても、誰でも良いのだ」と答える。

 

本能寺ホテルのバーで金婚式の二次会が始まる。そこで本能寺の変が回避されていないことを知った繭子は急いでタイムスリップしようとするも、そのきっかけがわからなかった。

タイムスリップは繭子が金平糖を食べ、ホテルのこわれたオルゴールが動いた時に起きていた。その偶然が起きて繭子はタイムスリップする。

 

本能寺は明智軍の襲来で大騒ぎだった。蘭丸が繭子を見つけて信長のもとに連れて行く。信長は短刀を前に置いて座っていた。

「なぜ逃げなかったのですか?」と聞く繭子に信長は合コンイベントのチラシを見せる。

「これは良い写真だな」とだけ答え、繭子を部屋から出す。

信長はチラシに映っている男女がとても幸せそうな顔をしていることで、繭子の時代には天下泰平の世になっていることを確信していた。

 

 

繭子は本能寺が焼け落ちる前に無事に現代に戻ってくる。

繭子はなぜ信長が逃げなかったのかの理由がわからなかった。

繭子は支配人に「もし信長が事前に明智光秀の謀反を知っていたらどうしてたと思いますか?」と聞いてみる。支配人は「普通なら逃げるでしょうね。でも敢えて逃げなかったとすれば、おそらく命よりも価値のある何かを手に入れようとしたのでしょう。」とだけ答える。

 

繭子は恭一との結婚を一旦白紙にする。自分ができることではなく、やりたいことをするために・・・

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「本能寺ホテル」感想

全体のイメージは歴史ミステリーなのですが、主人公・繭子のタイムスリップを通した自分探し&自分発見物語みたいな作品です。

ただのタイムスリップものではなく、同時に繭子の成長も描いているため、内容が濃くて楽しめる作品です。

「プリンセス・トヨトミ」のときの堤真一と綾瀬はるかは中井貴一によって少し薄れてしまいましたが、今回は2人の演技にとても満足しました。特に堤真一はかっこよかった!!

 

「プリンセス・トヨトミ」の原作者である万城目学がツイッターで「フジテレビにパクられた」という騒ぎもあって、一部では「いわくつきの作品」と言われているようです。

もし本当ならもっと難解なお話になっていたかもしれません。しかし私としてはこのくらいでちょうど良いです(笑)

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