前編は第1話と第2話を紹介しました。いつも最後に襲われそうになる小田(長澤まさみ)はどうなるのか・・・?
今回は第3話から最終話である第5話まで紹介します。
「アイ・アム・ア・ヒーロー はじまりの日」後編 あらすじ
小田を襲おうとした医師は防護服をきた男たちに取り押さえられる。三村は噛まれたナースも感染していると言ってその男たちに隔離をお願いする。
はじめはころんだ拍子からか、足から血を出していた。
パンデミック
午前5時3分、千葉県にて、ある男性のスマホ画像。
その男性が犬の散歩をしていた。犬はその場で止まって遠くにいる男に吠えまくる。その男のワイシャツは血に染まっていた。
次の映像ではスマホは地面に置かれた状態の映像に変わり、犬が相変わらず吠えて走っていた。そのリードの先にはちぎれた腕がつながっていた。
午前5時40分、路線バスの旅を紹介するバスアイドル、田川エリス(山崎紘菜)はバスに乗り込み、ナレーションを始める。中には数人の乗客が乗っていたが、その中のサラリーマン風の男が「うるせーんだよ、静かにしろよ!」と怒鳴りだす。
スタッフがその男をなだめるも、エリスに近づいて更に罵声を浴びせる。バスが停められ、運転手に下車を促されるその男は外の建物の壁に血が出るまで頭を打ちつけながら「ぶっ殺す!!」と言い続ける。
運転手がバスに戻ってきて、運転席に戻ろうとした時、座っていた40代くらいの女性がいきなり運転手の首に噛み付く。その女性は運転手を噛むのをやめて、フラフラと外に出ていく。心配するエリスに運転手はハンカチで首を押さえながら「大丈夫です・・」と言って運転席に戻っていく。
同じ頃、はじめの足の応急処置が終わる。しかしはじめは「感染したかもしれない」と三村に言われ、防護服の男たちに連れて行かれる。
それと同じころ、何者かが病院のセキュリティシステムに侵入し隔離病棟にいたZQNが外に逃げ出していた・・・
小田と石川は三村からパンデミックが起きる可能性があるとして、避難を命じられる。
隔離
午前6時2分、バス内にて、田川エリスの番組収録が再開される。
午前6時5分、感染していないことが確認された医師や患者たちは1つの病室に入って、入り口には使わない机などを置いてバリケードを作る。
患者の中にははじめの姿はなく、連れて行かれてからどうなっているのか確認が取れていなかった。
午前6時10分、女性の下半身を盗撮しているカメラ映像にて。
ある女性がテラスでファッション雑誌を読んでいる。その足を映し、彼女の顔(雑誌で上半分しか見えない)をバレないように映している。その彼女の目がカメラに気づき、雑誌をゆっくり下ろすと、その口はただれて、そしてそのカメラの撮影者に襲いかかる。
同じ頃、バスの停留所で降りようとしたエリスとスタッフ。しかしバスは停留所にお客がいるにも関わらず通り過ぎてしまう。運転手に停まってくれるように頼みに行くエリス。しかしその運転手の顔は崩れており、更に腫れ上がっていた。
スタッフが運転手に停めてくれと更にお願いするが、それでもバスは停まらない。そのうち運転手が席から立ち上がりスタッフに向かって歩いてくる・・・
病院では、バリケードを作ったドアの向こうから「ここを開けてよ」というはじめの声が聞こえてくる。
小田はバリケードを外してはじめを迎えようとするが、三村はそれを許さない。そんな三村の態度に腹を立てた石川がバリケードを勝手に外し始める。
小田と石川は廊下に出て、はじめを探し始めた。しかしそこで2人が見たのは、患者を襲う医師や他の患者の姿だった。
その光景をみた石川は「もう終わりだと」と自暴自棄になり、頭を押さえて苦しそうな様子になる。
その横では、小田が感染者に捕まりかけていた・・・
始まりの日
小田の所に三村がやってきて彼女を連れ出す。そして三村からセキュリティを解除したのが石川だったと説明を受ける。運び込まれた患者の異常さにいち早く気づいていた石川はその対処法を考えていたのだった。
小田と三村が話しているときに石川が現れ、「感染しない方法は脳幹にウイルスが達する前に潰せばいいんだ」と言って、病院の窓から飛び降りて自殺する。
午前6時47分、エリスたちの乗ったバスの運転手が席を外したためにバスは事故を起こしてエリスたちはその衝撃で席から投げ出されてしまう。
エリスが気がつくと、運転手がスタッフの1人を食べていた。
恐ろしくなったエリスは他のスタッフとともにバスから出る。
エリスは女性スタッフとどんどん遠くに逃げていく。それを追いかけるカメラマン。カメラマンが2人を見失い探していると、座り込んでいるエリスを発見する。エリスがゆっくり立ち上がると、その向こうには一緒に逃げていた女性スタッフの無残な姿が・・・
エリスは振り向きざまにカメラマンを突き飛ばして、そのカメラマンを襲う・・・
病院にて、三村は小田に「わたしもさっき噛まれた、いずれ発症する。あなたはこの病院から脱出しなさい」と伝える。しかし小田ははじめを見つけるまでこの病院を出ないと決意する。
三村は別れ際に「あなたはこのウイルスに感染してない。必ず生き残りなさい。生き残ってこの事実を伝えなさい。それがあなたの責任よ」」と小田に伝える。
その後、小田ははじめを探すが、病室にも何処にもいない・・・
しばらくしてやっと見つけたはじめは倒れていた患者を座って食べていた。小田に気づいたはじめは立ち上がり、小田の手を噛もうとする。
小田はその手を振り払い「ごめんね・・・」と言いながらそこから走って逃げていく。
病院から出ようとする小田に襲いかかる感染者たち。それを撮影していた笹井も襲われる。笹井は「早く逃げてください」と小田に言いながら、カメラは数人の感染者に食べられていく笹井を無慈悲に映していた・・・
午前8時30分、官房長官が政府の公式発表したウイルスに関する事柄を記者会見で話していた。その官房長官の首には大きな絆創膏が貼られていた。
午前8時47分、ニュース番組の中継のさなかにスタッフが感染者に襲われる。
午前8時50分、お天気カメラが映し出している東京からはところどころから火事からの煙が上がっていた。
そしてドラマのラストでは「こうして世界の終わりが始まった」というテロップが現れます。
「アイ・アム・ア・ヒーロー はじまりの日」後編 感想
前日譚を先に見ようか、映画を先に見ようか悩みましたが、こちらを先に見て正解かもしれません。
小田がどのような過程で映画に出てくるのかを描いた話でしたが、ミニストーリー位の規模の話でトータル90分位あったのに内容的には1時間で終わるくらいです。
小田を演じた長澤まさみさんも、フツーの看護師なので、あまり長澤さんらしさが出ていません・
バスの話が必要だったのかどうかはいまいち疑問です(映画でその話がつながるのかな?)
さて、映画版も同じ時系列で進んでいくようです。次回はいよいよ映画版を紹介します。
主演は大泉洋さん、共演は有村架純さん、そして小田こと長澤まさみさんです!