「空飛ぶ戦闘艦」あらすじとネタバレ 若きブロンソンもやっぱり渋い!!

SF(洋画)

「海底二万里」や「月世界旅行」を書いたフランスの作家ジュール・ヴェルヌの空想科学小説『征服者ロビュール』と『世界の支配者』を翻案して映画化。60年近く前の作品ですが、ワクワクドキドキする展開はいまでも色あせない面白さです。

「空飛ぶ戦闘艦」作品紹介

監督:ウィリアム・H・ウィットニー

製作:ジェームズ・H・ニコルソン

原作:ジュール・ヴェルヌ

脚本:リチャード・マシスン

出演:チャールズ・ブロンソン / ヴィンセント・プライス / ヘンリー・ハル  / メアリー・ウェブスター / リチャード・ハリソン / デヴィッド・フランカム 他

公開:1961年12月26日(アメリカ)

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「空飛ぶ戦闘艦」あらすじ(ネタバレあり)

 

1868年、アメリカのモーガンタウンにて突如地震が起き、アパラチア山脈の山のひとつが赤く染まる。そしてその山から、「争いばかりする人間たちに天罰を下す」という声が聞こえてくる。

 

フィラデルフィアのウェルドン気球協会に内務省のストロックがやってくる。彼は噴火した山の内部を撮影したいため、気球に乗せてくれと要請する。軍需品業者のプルーデントとその娘ドロシー、そして彼女の婚約者フィリップを加えた4人で気球に乗ることになる。

アルバトロス号の内部

火口に近づくと、何故か火口内からミサイルが飛んでくる。

気球はミサイルに当たって、そのまま火口内に墜落する。

 

目が覚めた4人は、自分たちがいるところが船の中だと思いこんだが、それは空を飛んでいた!

その船の名前はアルバトロス号。

 

船長は自らをロバーと名乗り、ある理由のためやむなく気球を撃ち落としたことを告白する。そして時が来れば下船させると約束する。

その船は粘土と紙を混ぜたものでできており、電気が動力源だった。

 

その船内には武器庫があり、なぜ武器が必要なのか疑問に思うストロックとフィリップ。

地震はアルバトロスが着陸した時に起きたもので、声も拡声器がたまたま外部スピーカーに繋がっていたからだと説明される。

ロバー船長の目的

大西洋でアメリカの軍艦を発見したロバー船長は、軍艦を沈めるから船員は20分以内に避難するように拡声器で警告する。しかしアルバトロス号が攻撃を受けたため、やむなく軍艦に爆弾を投下して撃沈させる。

 

プルーデントはロバー船長に抗議する。しかしロバー船長は軍需工場を経営するプルーデントに向かって、「戦争をなくすために、すべての兵器を破壊する」と宣言する。そしてその兵器を作っているプルーデントを非難する。

プルーデントは「兵器を作る者は、買った者の行為にまで責任があるのか?」との問いに、「そのとおりだ!人は誰に対しても責任がある」と言い切る。

 

アイルランドで水を補給する情報を得たフィリップは、そのスキに脱出しようと提案するが、ストロックは拒否する。政府の人間としてロバー船長を見逃すことが出来ないストロックは無謀な脱出計画を阻止するため、ロバー船長にそのことを伝える。

 

それがもとでフィリップたちは捕まり、フィリップは爆弾投下口からロープで吊るされる。(首ではなく胴体。怖がらせるために)

反抗したプルーデントも吊るされそうになるが、代わりにストロックが自らロープを体に巻く。

 

船員がいなくなったスキにプルーデントとドロシーがフィリップのロープを引き上げるも、そのロープは切れていた。それを見て絶望するドロシー。

しかし一緒に吊るされていたストロックがフィリップを抱きかかえ、1人で耐えていたのだった。

 

ロバー船長はロンドンの上空にて、武装を放棄する旨のビラを撒く。展開しているイギリス海軍の軍艦に向かって、「20分以内に避難しろ」と警告を出すロバー船長。

その後またしても攻撃を受けたロバー船長は軍艦を全滅させる。さらにフランス、スペインをも攻撃し、ロバー船長とアルバトロスに懸賞金がかけられる。

 

どんどん事態が悪化していくことを見かねたストロックたちは最後の手段として、自分らもろともアルバトロスを爆破しようと決意する。

アルバトロスの最後

最後に向かったアフリカ大陸では戦争が起きていた。その戦争をやめさせるためにありったけの爆弾を投下するロバー船長。しかしその影響でアルバトロス号は破損し、ロバー船長も負傷する。

 

アルバトロス号が修理をしている間、船はイカリをおろして低空飛行のまま停船する。

そのスキに火薬を盗み出し、爆弾を船内にセットするストロックたち。

 

脱出した4人はイカリのロープを切り、修理途中の船は暴走を始める。

 

死を覚悟したロバー船長は乗組員に脱出するように命令する。しかし乗組員は誰も脱出せず、船は海に激突し爆発する。

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「空飛ぶ戦闘艦」感想

スカパーで放送していたのを、ただ面白そうな題名だということで見ました。コメディちっくなオープニングとはうらはらに最後は悪?であるロバー船長と、その乗組員の無念を感じざるを得ない感覚になりました。

 

この作品、DVDは発売されていません。したがってレンタルもありません。

スカパーってレンタルしてないレアな作品も結構放送するんですねー!

 

昔の映画なので、色々ツッコミどころ満載です。

 

「山が噴火した!」といっても、山を書いた背景画を赤いライトを当てただけだったり、渓谷で墜落しそうになった時、周りの山肌にぶつからないように、ボートのオールほどの太さの長い棒で支えたり。(簡単に折れるだろ!)

でもそれでも面白かったから、全然オッケーでしたけど(笑)

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