「メッセージ」ラストで選んだ選択、あなたはどう思いますか?

映画

突如現れた未確認飛行物体。エイリアンと接触した言語学者が見た現実と選択とは・・・

ラストに主人公が決めた「運命」は、誰もが考えさせられるものになっています。

 

「あなたはこの結末をどう思いますか?」と問いかけているようなラスト・・・

 

では紹介していきます。


 

「メッセージ」作品紹介

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

脚本:エリック・ハイセラー

原作:テッド・チャン「あなたの人生の物語」

制作:ダン・レヴィン / ショーン・レヴィ / デヴィッド・リンド / カレン・ランダー / アーロン・ライダー

製作総指揮:グレン・バスネル / ダン・コーエン / エリック・ハイセラー / トリー・メッツガー / ミラン・ポペルカ / スタン・ヴロドコウスキー

出演:エイミー・アダムス / ジェレミー・レナー / フォレスト・ウィテカー / マイケル・スタールバーグ 他

公開:2016年11月11日(アメリカ) / 2017年1月20日(日本)

 

スポンサーリンク

「メッセージ」あらすじ

映画の冒頭、ある女性が女児を出産するシーンから始まります。その子供は先天性の難病を抱えていて、いつまで生きていられるか分かりません。母親は常に考えています。「いつまでこの幸せがつづくのか」と・・・

そしてその女の子は若くして死んでしまいます・・・

 

12基のUFO

その女の子を亡くした女性の名はルイーズ・バンクス。彼女は大学で言語学を教える学者だった。いつものように講義を始めようとするが、生徒たちはなにやらそわそわしている。ルイーズが教室に設置してあるTVにをつけると、世界各国で未確認飛行物体が12基も現れているとのニュースが流れていた。

結局、大学側は生徒と職員を全員帰宅させます。ルイーズが駐車場で車に乗ろうとする際、上空に戦闘機が横切ります。それを見て、ただならぬ状況にいることを認識する。

 

要請

次の日になってもUFOの詳細はわからず、各地に非常事態宣言が出され、国境は封鎖、飛行機も運行を停止する。

各地で買い占めや暴動も起きており、街中が混乱していた。

 

自宅にいても仕方ないと思ったルイーズは誰もいない大学に行き、自分の研究室でニュースを見ていた。

そこに黒人軍人のウェバー大佐がルイーズを訪ねてくる。

彼はUFOから聞こえた声をテープレコーダーで聞かせ、「この音声から何かわからないだろうか?」とルイーズに聞く。以前、軍の仕事でペルシャ語を翻訳したルイーズだったが、テープから聞こえてくる声は地球上には存在しない言語で、さすがの彼女にもわからなかった。

 

それでも彼女の力を必要と思ったウェバー大佐は、協力を要請する。

 

ルイーズはUFO のそばに設営したキャンプへ移動中のヘリの中で、理論物理学者のイアン・ドネリーを紹介される。

 

軍はUFOのことを”殻”と呼んでおり、それらが来た目的、そして彼ら(エイリアン)の要求と正体を知りたがっていた。

 

”殻”は正面から見ると巨大な米粒のような長い楕円型で、全長は450M。

地上から30Mほど浮いて、縦に立っていた。

 

 

ルイーズとイアンは軍のキャンプで問診、採血、ワクチンの摂取を受ける。

そこのキャンプでは世界各地の11地点とネットで繋がっており、常に情報を交換していた。

接触

”殻”の地上に一番近い場所は、18時間毎に扉が開き、出入りできるようになっていた。

防護服を着たルイーズ、イアン、ウェバー大佐らが中に入ると、途中で重力の方向が90度変わり、彼らは”殻”の上の方へ歩いて行く。

内部は放射能などに汚染されておらず、一緒に連れてきた小鳥も元気だった。

 

奥には透明なガラス板らしきものがあり、その奥から2匹のタコのような形をした巨大なエイリアンが現れる。

 

ルイーズたちは何もできず、キャンプ地に帰ってエイリアンたちが発した声(音?)を研究し始める。

 

 

2度目の接触

エイリアンとの会話は無理だと判断したルイーズは、視覚言語で会話しようと考え、白板を持っていくことにする。

エイリアンたちに”HUMAN”(人間)と書いた白板を見せる。しばらくすると反応し、墨のようなもので円の形をいくつか見せる。その円は所々、太くなって突起もあり、すべての円が不規則だった。

 

各地では暴動やカルト教団らの集団自殺なども起こり、外出禁止令も出始める。中国は”殻”を敵視し、その司令官シャン上将は軍艦などを配備し始めていた。

3度目の接触以降

”ルイーズ”と書いた白板を見せると、またしても円の形を見せるエイリアン。

ルイーズは顔を見せるため、そして人間の姿・形を見せるために、周りの反対を聞かずに防護服を脱ぐ。それをみたイアンも防護服を脱ぐ。

2人がガラス版に近づき名前を見せると、2体のエイリアンはそれぞれ違う円を描く。

これが名前だろうと思ったルイーズだったが、どう読むのかわからない。そこでイアンは2体のエイリアンをアボットコステロと名付ける。

 

アボットとコステロ(Abbott and Costello)は、バッド・アボット(Bud Abbott)とルウ・コステロ(Lou Costello)の二人組からなるアメリカ合衆国のお笑いコンビ。

1936年にヴォードヴィル芸人として舞台に立ち、翌1937年にはラジオに進出。1940年にユニバーサル・ピクチャーズの映画『One Night in the Tropics』に脇役出演して話題となり、 同社と契約。その後、1950年代までの間、このコンビを主人公に据えたフィクションのコメディ映画シリーズが製作された[1]。日本ではそのうち22本が公開されている。

引用:ウィキペディア

 

 

防護服を脱いだ影響か、ルイーズは小さい女の子が遊ぶ映像がフラッシュバックのように頭に浮かぶようになる。(冒頭でルイーズが産んだ女の子)

ルイーズはなぜこんな映像が現れるのか、そしてその女の子が誰なのかわからなかった。

 

しかしそれ以外に体の変調はなかった。

 

その後、エイリアンはヘプタポッド(ギリシャ語で7本の足)と名付けられる。

 

ルイーズたちはヘプタポッドが発する音と円(文字)に関連性がないことを突き止める。そしてその円には時系列がないことも判明する。

人間は言葉を発しながら、同じことを文字に起こし、現在形、過去形、未来形で話す)

 

ルイーズとイアンは一緒に研究していくうちに徐々に仲良くなっていく。

 

ある程度の文字の組み合わせがわかったルイーズたちは、彼らが地球にきた目的を円を使って質問する。

 

その答えは ”武器を提供” だった・・・

 

 

スポンサーリンク

「メッセージ」感想

この作品の原作である「あなたの人生の物語」は1998年に書かれたSF短編小説です。この作品はネビュラ賞中長編小説部門賞、スタージョン賞などを受賞しました。

 

 

映画の構成(時系列)をうまく使った作品でした。

冒頭のシーンの意味がわかったところで驚くことはなく、それでいて緊張感があり、ラストは誰もが考えさせられる物語でした。

 

これを見て男性と女性、感想はどう違うのか・・・?アンケートしてみたいものです。

もしよろしければ、ラストのルイーズの決断をどう思ったか、コメントしていただけると幸いです。

 

 

その後の展開(ネタバレあり)

”武器を提供”という答えが帰ってきたことで、各国は”殻”を危険なものだと認識し、回線を次々と停止していきます。

中国、ロシアは戦闘配備を始め、各国もそれに同調します。

 

ルイーズとイアンは急いでその真意を確かめようとしますが、アメリカ軍大尉が独断で”殻”の内部に爆弾を設置、それが爆発する寸前にヘプタポッドはルイーズたちを爆弾が巻き込まれないところまで吹き飛ばします。

そのおかげで2人はたいした怪我もなく、無事にキャンプに生還します。

 

イアンは「自分たちが受け取ったメッセージは一部であり、12箇所すべてで受け取ったものを合わせて、初めて意味がわかるのではないか」と軍に提案します。

しかし世界各国のほとんどが回線を切っていて、「いまさらそんなことをしても無駄だ」と言われます。

 

ルイーズは単独で”殻”に入っていきます。ここで話しているときのルイーズは円を見ただけで会話がすぐできるようになっていました。

 

「3000年後に、人類の助けがいる」

 

ヘプタポッドはこの事を知らせに来たことが分かりました。

ヘプタポッドは時間を超越し、前もってルイーズに知識を与えてもいました、フラッシュバックという形で・・・

ルイーズは彼らの言語だけでなく、映像をも受け取っていました。

ルイーズは、彼らと接触するたびに鮮明になっていく「娘との夢」が、「未来に起こること」だと気付きます。

しかしその夢は切ないものでした。ルイーズは先天性の疾患を持っている娘が、いつか病気になることを知っており、それを知らされた夫は、ルイーズの元を去ります。

 

ヘプタポッドと接することで、ルイーズの感覚は彼らと同じものになり、未来を見ることができるようになっていたルイーズは、将来に出版する『ヘプタポッドの言語』という著書のパーティーで会った人民解放軍の司令官シャン上将の携帯番号を脳内で映像として展開し、そこに電話をかけます。

(未来にルイーズがシャン上将に話したときの言葉が、彼の妻の最後の言葉と一緒だったため、”殻”への攻撃を停止する)

 

これによって人類はメッセージを受取り、”殻”は宇宙へ去っていきます。

 

 

ルイーズにはわかっていました。

イアンと結婚し、女の子(ハンナ)が生まれること。

ハンナは先天的に難病であること。

その事実を後に夫に話して激怒され、離婚すること。

そしてハンナが死ぬこと・・・

 

すべてがわかってしまいました。

 

それでもルイーズはイアンのプロポーズを受け入れます。

 

ルイーズの決断について

ルイーズがなぜ、イアンのプロポーズを受けたのか?

フィクションなんで、どうとでも書けますが、実際にはどうでしょう?

自分の子どもは見てみたい。そしてハンナに短い時間でも幸せに、生きている時間を与えてあげたい、そう思ったのかもしれません。

 

もしイアンと結婚しなかったら?他の人と結婚したら?ハンナは生まれるのか??

ルイーズは確実に見えている、僅かでも幸せな未来をえらんだということなのでしょうか・・・

 

 

こんな、見たあとに考えさせられる映画、大好物です!

 

タイトルとURLをコピーしました