「ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎」あらすじ まだ山田康雄さん健在時の数少ないTVスペシャル版

映画

今回は1990年に放送されたルパン三世のTVスペシャルシリーズの第2作目「ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎」を紹介していきます。まだルパン三世の声が山田康雄さんの頃の作品です。

 

「ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎」作品紹介

原作:モンキー・パンチ

監督:出崎統

脚本:柏原寛司

音楽:大野雄二

企画制作:日本テレビ

制作:東京ムービー新社

声の出演:山田康雄 / 小林清志 / 井上真樹夫 / 増山江威子 / 納谷吾郎 / 佐々木優子 / 富田耕生 他

放送日:1990年7月20日(金曜ロードショー)

 

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「ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎」あらすじ

 

「アーネスト・ミラー・ヘミングウェイは自殺ではなく殺された」という噂は泥棒業界の中では有名であった。

それはヘミングウェイが最後に残した”遺稿”(ヘミングウェイペーパー)が、ある財宝を隠してある場所について書かれていたために、それを狙ったものに殺されたのではないかというものだった。

ある情報屋からそのヘミングウェイペーパーが入った箱が、地中海に浮かぶ小島”コルカカ島”に、そしてそれを開ける鍵はドイツの貴族が所有していることを知ったルパンは、その貴族の屋敷に向かった。

ルパンが到着した時、すでにその貴族は「地中海の鮫」と恐れられていた死の商人・マルセスの私設傭兵部隊によって殺されていた。

鍵は後回しにして、まず箱から入手しようと考えたルパンは、コルカカ島へ向かった。

コルカカ島での出会い

コルカカ島では、2つの勢力間で争いが続いていた。コンサノ一家とカルロス大統領の軍隊である。コンサノとカルロスはもともとコルカカ島にあるという財宝を探すために手を組んでいたが、後に仲間割れし現在に至っていた。

 

ルパンはコルカカ島に降り立ってすぐに、カルロス大統領の軍隊の人間に怪しまれる。なんとか逃げ出したルパンは、逃げる途中でマリアという女性と出会う。

マリアは「maria’s bar」という店をしており、そこはカルロス大統領の軍人たち、コンサノ一家の部下たちのたまり場だった。

マリアのように店を経営しているものは他にはおらず、それどころか一般人そのものを見かけることがなかった。

 

その島にはルパンの仲間である次元大介と石川五右衛門もいた。しかし何故か、次元はコンサノ一家、五右衛門はカルロス大統領に雇われていた。

 

 

コンサノ一家がカルロス大統領の官邸に攻めてくる。

いままで、お互いが十分な武器を持っているために逆に攻めきれず、いつも小競り合いで痛み分けが続いていた。

しかし今回はお互いの強力な”カード”で勝負しようということになる。そう、次元と五エ門である。

お互いが対峙した時、次元は拳銃、五エ門は斬鉄剣に手をかけながらお互いが考えていた。「どうする・・・」と。

そして2人は相撲をし始めて、その場はなぜか一旦収まる。

 

そこにいる理由

次元はその昔、一緒に仕事をして裏切られた宿敵を探し、五右衛門は斬鉄剣でも斬れないという”パンドラの箱”を探していた。ルパンは一緒に財宝を探そうと誘うものの、それぞれの目的があった2人は乗り気にはならなかった。

しかしルパンが持っていた写真に写っていたヘミングウェイペーパーが入った箱が、パンドラの箱であったこと、そして次元の宿敵が箱を開けるための鍵を盗んだマルセルの私設部隊の隊長であるマッシュだということが判明する。

 

翌日、マルセスがコルカカ島にやってくる。

マルセスとコンサノはいつの間にか手を組んでいた。

マルセスはコンサノに武器を無料で提供し、大統領にさせようと計画していた。そしてコンサノが大統領になった暁には、大統領官邸の奥にある美術館の権利を頂こうという寸法だった。

そんなマルセスの秘書として峰不二子、そして次元の宿敵であるマッシュも同行していた。

 

同じ頃、目が覚めたルパンはマリアの店に行くも、マリアがいない。

別の場所でマリアはコンサノ一家の砦をライフルで狙っていた・・・。その姿をコンサノの軍人に見つかり乱暴されそうになるが、ルパンが颯爽と現れてこれをやっつける。

ルパンはコンサノ一家に立ち向かおうとしていたマリアを褒めるが、マリアは「余計なお世話よ!」と言って立ち去った。何やら訳ありなことがあるのだとルパンは察していた。

 

次元はマッシュとの対決を決める。手を貸そうというルパンたちの気持ちを嬉しく感じるも、「これは俺個人の問題だ」として遠慮する次元。

次元はバーボンを一杯飲んだ後に、カルロス大統領の美術館に”パンドラの箱”があることをルパンと五右衛門に伝えた後、1人でマッシュに会いに行く。

 

律儀にマッシュに会いに行き決闘を申し込もうとする次元だったが、マッシュに背後を取られて拳銃を向けられてしまう。

「決闘しろ!」と言うがマッシュは聞かず、そのまま殺されそうになるがルパンが助けに来てマッシュが逆に捕まる。別の場所で決闘しようということになるが、マッシュの部隊が襲ってきたためにルパンは逃走、次元はまたしてもマッシュに捕まってしまう。

 

同じ頃、カルロス大統領の美術館にある”パンドラの箱”を斬ろうとした時に警備員に見つかり、五右衛門も捕まってしまう。

 

翌日、マリアの店にコンサノ一家の軍人たちがやってくる。マリアがコルカカ島の住民で組織された”サソリ”というレジスタンスの生き残りだと知り、捕まえに来たのだった。そこから逃げ出したマリアとルパン。

ルパンはマリアにレジスタンスの隠れ家に案内される。

 

マリアの兄は”サソリ”のリーダーだったが、10年前に財宝を探しにやってきたカルロスとコンサノによってレジスタンスたちは兄共々全員殺されていた。マリアはその恨みをずっと持ち続けており、ルパンも同じようにヘミングウェイの財宝を探していることを知り、今まで嫌っていたのだった。

箱の中身

ルパンは不二子と組んで美術館にある”パンドラの箱”をあっさりと強奪し、マルセスの金庫にある”鍵”も盗み出す。しかし追われる羽目になったルパンは事前に箱の中にあるヘミングウェイペーパーを1枚ずつタイピン型のカメラで写真に撮る。そしてその後、箱と鍵はマッシュに奪われてしまう。

 

マルセスは箱の中身を見せる代わりに分け前を要求するが、契約が切れていたマッシュがコンサノと新たに契約していたために、コンサノの命令でマッシュがマルセスを撃ち殺してしまう。

 

コンサノは箱を持っていることをカルロス大統領に伝え、宝の配分を決めるために再び次元と五右衛門を対決させようとする。

しかしルパンが不二子、マリアと協力して2人を同時に助け出し、その後、財宝のある場所に向かうことになる。

 

ヘミングウェイペーパーには著者のヘミングウェイが友人と財宝を探しに行ったときの日記となっており、そこには書かれていなかったが、航海日数や出発した港からの方向から財宝があるのはコルカカ島に間違いなかった。船の中の生活や、歩きまわって、やっと洞窟にある宮殿を見つけたこと、その後友人が亡くなったことまで書かれていた。

そこでマリアが、島の南にある谷に宮殿があるという噂を子供の頃から聞いていたことを知るルパンたち。しかしそこは昔から行けば必ず死ぬという伝説がある”死の谷”と呼ばれていた場所だった。

 

財宝!?発見・・・

財宝の場所に向かうのは、コンサノとカルロスの連合軍とルパンたちとの競争となるが、急な豪雨とルパンたちに戦車の砲弾を発射したために、その衝撃でコンサノとカルロスたちが進んでいた谷では洪水が発生。それによって連合軍のほとんどが流されて壊滅状態になる。

 

ルパンたちは洞窟内で鉛で塞がれた場所を発見。そこには

 

我ここに幻の宮殿を閉じ込めたり

眠りなさい美しきものよ

もう誰もお前を起こしたりしない・・・     

 

アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ

 

と書かれていた。

五右衛門がその鉛の入り口を斬鉄剣で斬る・・・

 

その中には光り輝く岩の塊のようなものが無数にあり、入口付近には死んだ友人の墓と思われるものがあった。

 

不二子がその岩を触ろうとした瞬間「ちょっと待った!あまりその辺りをおさわりしないほうが良いみたいだぜ。」と真顔で言うルパン。

ルパンは真っ赤に点滅する腕時計を見せ、「この腕時計な、ガイガーカウンターも兼ねてるんだ・・・・」と言い、驚く不二子ら3人。ディスプレイにはその数値が計測されていたが、計測不能状態だった。

「放射能が強すぎて計測できねえや!・・・ウラン238さ!」

 

宮殿といわれたその場所は大量のウランがあり、それは核兵器を大量に作り出せることができる量だった。

 

諦めて帰ろうとする4人の前に、洪水から生き残ったマッシュら私設部隊が現れる。次元はマッシュと対決しこれに勝利。ほかの私設部隊もルパンと五右衛門によって退治される。そして豪雨によってその洞窟が崩れ始めたため、ルパンたちは脱出する。

 

 

マリアはルパンにお礼を言い、そしてバーボンを飲んで去ろうとするルパン。

ルパンがお気に入りでいつも聞いていたジュークボックスの曲を「かけるわ、聞いていきなさいよ!」と引き止めるマリアだったが・・・

 

「いや、いい。楽しみにしとくよ、もしも今度来ることがあった時の為に」とルパンが答える。

 

「待ってるかも・・・しれない」と言ってマリアはルパンにキスをして、2人は笑いながら別れた。

 

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「ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎」感想

久しぶりに見ましたが、やはりルパンの声は栗田貫一さんより山田康雄さんが好きです!

まあ年代的(40代)にはTVシリーズを夕方に放送していたので、それに慣れているから仕方ないのですが・・・

 

さて「ルパン三世」で欠かせない人物について、今回は全く書いていません。そう銭形警部です。

今回はマルセスの車に乗っていた不二子を見かけて、その車のトランクに潜入。そのままコルカカ島に移動して、そこで捕まって地下牢に閉じ込められるという役でした。全く話に絡んでいなかったので書きませんでした。しかし主要メンバーではあるので、どこかで関わるのかと期待していました・・・

銭形ファンにとっては残念です・・・!?

 

「ルパン三世」のTVスペシャル版は今までに26作(2019年時点)作られており、この作品は第2作目となっています。

第6作目の「燃えよ斬鉄剣」までが山田康雄さんだったので見ていますが、その後は殆ど見ていません。

山田さんバージョンのTVスペシャル版を、また紹介する機会があるかもしれません。

 

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