「エスター」あらすじとネタバレ その生命力はまるで少女版ジェイソン!

サスペンス(洋画)

以前になにかしら話題になっていた(ショッキングな内容で)エスターを今回は紹介します。

 

養子として迎え入れた可愛らしい少女エスター。しかし彼女は恐ろしい過去の持ち主だった・・・

 

「エスター」作品紹介

監督:ジャウム・コレット=セラ

脚本:デヴィッド・レスリー・ジョンソン

製作:ジョエル・シルバー / スーザン・ダウニー / ジェニファー・デイヴィソン・キローラン / レオナルド・ディカプリオ

製作総指揮:スティーヴ・リチャーズ / ドン・カーモディ / マイケル・アイルランド

出演:ヴェラ・ファーミガ / イザベル・ファーマン / ピーター・サースガード / ジミー・ベネット / アリアーナ・エンジニア 他

公開:2009年7月24日(アメリカ) / 2009年10月10日(日本)

 

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「エスター」あらすじ(ネタバレ無し)

ジョン・コールマンとケイト夫妻には2人の子供がいた。

ケイトは3人目の子供を身ごもり、ジェシカと名前も決めて楽しみにしていた。ジェシカは生まれてきたものの、すぐに亡くなってしまう。その時のトラウマがケイトに重くのしかかっていた。

 

ジェシカへの思いを断ち切れないケイトはジョンと相談し、養子をもらうことにする。

 

エスターとの出会い

 

孤児院を訪れた2人。

孤児たちが同じ部屋で遊んでいる。

 

ジョンはトイレから出た時にある歌声を聴く。その歌声に導かれて二階に登ると、1人の少女に挨拶をされる。

 

 

その少女の名はエスターといい、たった1人で絵を描いていた。

エスターはロシア出身で、以前はアメリカ人家族の元にいたが火事にあい、エスターだけが生き残っていた。

エスターは9歳の割には賢く、行儀もよかった。チャームポイントは首と手首に巻かれたリボンだった。

 

 

ジョンはその少女と楽しそうに話をし、そこにやってきたケイトもエスターのことを気に入り、養子として引き取ることになる。

 

姉のような存在のエスターになつく2人目の子供で娘のマックスは、難聴でいつも補聴器を付けていた。

 

長男のダニエルは来たばかりのエスターに喜ぶ父親に相手にしてもらえず、すねていた。

学校にて

エスターは初めての登校の日に、古めかしいドレスを着ていく。それを見てバカにする女生徒のブレンダをじっと見るエスター。

 

 

ある日ダニエルが空気銃で遊んでいると、標的の近くに1羽の鳩が迷い込んでくる。面白半分でその鳩を撃ち、鳩が倒れるのを見て慌てるダニエル。

 

まだ鳩は生きていたが、瀕死状態だった。

そこにやってきたエスターとマックス。エスターは近くの石を手にとって、「これで楽にしてあげて、あなたの責任よ」とダニエルに言う。ダニエルが嫌がるとエスターは躊躇せず鳩を叩き潰す。

 

エスターが初めて風呂に入る時、ドアの鍵を閉める。なにかあった時の為に鍵を閉めないでと注意したケイトだったが、「ずっと歌を歌っていたら安心でしょ」と言うエスターになんとなく納得するケイト。

 

エスターは常に聖書を持ち歩いていた。その聖書はまるで誰にも見つからないように家ではタンスの奥にしまいこんでいたものだったが、学校でブレンダと取り合いになり、手を離した拍子に中の冊子が廊下にばらまかれてしまう。そしてそれを慌てて拾うエスターの首に手を触れようとすると、エスターはものすごく大きな叫び声をあげ、周囲を驚かす。

 

エスターはマックスからジェシカのことを聞いていた。それを尋ねられたケイトはジェシカの灰をまいたバラの花壇を見せる。涙を流したエスターに感激したケイトは心が通じ合っている事を実感する。

問題行動

ある日、ケイトとジョンが夜更けにキッチンでSEXしている所をエスターに見られてしまう。

 

翌朝、そのことをケイトが話しているときにエスターは卑猥な発言をする。それが気になったケイトだったが、ジョンからあまり気にしないように促される。

 

ある日、公園で遊んでいたエスターはブレンダを見つける。

 

 

そしてブレンダを滑り台の上から突き落として怪我をさせる。マックスはそれを見ていたが、その母親には「足が滑った」と手話で嘘をつく。

 

エスターのことでケイトは神経質になり、エスターの問題行動を重く受け止めていないジョンと口論になり、家の中は次第にギクシャクしていく。

殺人

たまたま孤児院のシスターからケイトに電話が掛かってくる。そこでケイトはエスターの事を話すと、後日シスターがケイトの自宅に訪れる。

シスターから、以前の学校で問題が起きたときには、いつもそばにエスターがいた事、前の家族が被害を受けた火事は実は放火であり、犯人は未だに捕まっていないことをケイトとジョンに教える。

その会話をこっそり聞いていたエスターは、帰宅途中のシスターをマックスを利用して車から出し、金鎚で頭などを何度も殴って死亡させる。

 

片棒をかつがされたマックスはその光景を見てただ怯えていた・・・・

 

金槌をツリーハウスに隠し、そこから降りてくる所をダニエルに見られたエスターはその夜、ダニエルをカッターナイフで脅し、その後はダニエルもエスターの悪口を言わなくなった。

 

 

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「エスター」感想

はじめはサスペンスだと思いながら見ていましたが、もうラストはホラーです!

 

最初はエスターの行動にハラハラドキドキしながらも、途中からはマックスちゃんが利用されまくっているのを見ていると感情移入してしまい、エスターがホントに憎らしく思ってしまいました。

 

この後にネタバレを書きますが、もう壮絶です!

エスターの豹変はこれにとどまらず、ものすごい秘密が待っています・・・

 

壮絶さを上手く書けるかどうかわかりませんが、読んでみてください。

 

 

 

その後の展開(ネタバレあり)

翌日、シスターの死体が発見され、ケイトの自宅に警察の人間がやってくる。

ケイトはこエスターの危険性をジョンに訴えるが、逆にケイトが情緒不安定だと思われてしまう。

 

ある日、ジョンは元気のないエスターに「ママに何かプレゼントしてあげたら」と提案する。エスターはジェシカの灰が巻かれた花壇のバラを刈り、ケイトに渡す。怒ったケイトはエスターの腕を引っ張り、ジョンが間に入って制止するもエスターは大げさに痛がって見せる。

その夜エスターは自分で腕を折り、ジョンに泣きながら「痛い」と訴える。

 

ジョンはケイトをエスターの部屋に入れようとせず、ケイトはせっかくやめていたお酒を飲もうとする。(ケイトは昔、アルコール依存症だったが、自力で完治させている)

しかし自制が働いてそのお酒を流しに捨てる。

 

ある日、エスターはマックスが乗っている車のサイドブレーキを外し、坂道を車が降りていく。

何も喋れず、ただ怯えるマックス。

 

雪がクッションになりマックスは無事だったが、それはケイトのミスだとジョンやカウンセラーに言われる。さらに酒瓶も見つかり、ジョンから「施設(断酒の為)に行かないと離婚する」とまで言われてしまう。

それを階段脇で聞き、泣いているマックスの耳元で「言えばママを殺すわ」とエスターは言う。

 

マックスからシスターを殺した凶器の金槌がツリーハウスにあると知ったダニエルはそれを見つけにツリーハウスへ行く。

しかしそこでエスターに出くわし、彼女はその場で火を放つ。

 

その頃、ケイトはエスターが持っていた聖書にかかれた「サールン・インスティチュート」という場所に電話をする。そこは孤児院ではなく、精神病院だった。その電話の最中に、ツリーハウスが燃えていることに気づいたケイト。

 

燃え盛るツリーハウスからなんとか脱出したものの、木から落下して気を失うダニエル。それを石で殴り殺そうとした時、マックスに後ろから突き飛ばされる。

 

そこに慌てて駆けつけたケイトはダニエルを病院に運ぶが、そこでもエスターがダニエルを殺そうとし、一時的に心肺停止状態になる。

 

怒り狂ったケイトは病院内でエスターを殴打。その場で医師たちの取り押さえられるケイト。とりあえず一晩、病院で検査入院となる。

家に帰ったジョンは落ち込み、ワインを一本あける。そこに化粧をして、セクシーな服を着たエスターがやってきてジョンを誘惑しようとする。

 

拒絶されたエスターは自室で泣き崩れ、その後イライラして暴れ始める。

 

病院にいたケイトのスマホに電話が入る。それは「サールン・インスティチュート」でエスターの主治医をしていたヴァラヴァからだった。

 

ヴァルヴァから、エスターは”下垂体性機能不全”というホルモン異常で、9歳に見えるが実は33歳であること、非常に凶暴であること、いままで7人は殺していること、前の家族の父親を誘惑したが乗ってこなかったのを腹いせに家族を皆殺しにして放火したことなどを聞かされる。

 

ケイトは自宅に電話をかけるが、エスターが家の電源を落としたためにつながらない。さらに警察に通報し、車で自宅に向かう。

同じ頃、エスターに不意をつかれてナイフで背中の脇腹を刺されるジョン。さらに馬乗りになってジョンを刺し続けるエスター。抵抗していたジョンだったが、力尽きて死亡する。

 

それをマックスに見られたエスターはジョンが金庫に入れていた拳銃を持ち出す。

 

自宅に着いたケイトはエスターに襲われて腕を負傷しながらも、なんとかエスターの気を失わせて銃を奪いマックスとともに家から脱出する。

警察が来て自宅を探すも、エスターの姿はない。

 

凍っている池のそばで再び襲われたケイトは湖の氷の上で格闘する。マックスは拳銃を取り、エスターに向かって弾を発射する。

 

しかし弾は氷にあたり、それが割れてケイトとエスターは池の中へ・・・

 

ケイトは水中でエスターを殴り、這い出ようとする。それでもケイトの足をつかむエスター。

 

「お願い 私を助けて ママ」と言うエスター。

 

ケイトは「私はあんたのママじゃない!」と言ってエスターの頭を蹴り上げ、そのままエスターは湖の中へ沈んでいった。

もう一つのエンディング

実はこの「エスター」にはもう一つのエンディングがあります。

池での戦闘はなく、そのまま母と娘は警察に保護されたようです。

そしてエスターは、自分の顔を子供に見せようと化粧しますが、顔が傷だらけなことや過去を暴かれて、結局は犯人だと断定されてしまうのでしょう。

 

しかしエスターのことですから・・・

警察官を油断させて、また数人が餌食になるのか・・・?それとも再度、母と娘と病院にいる息子も殺すかもしれません!!

 

想像すると怖いですねー!!!

 

 

そして・・・この「エスター」の前日譚「Orphan: First Kill」が撮影中だそうです。あまり情報はありませんが、主演は同じくイザベル・ファーマンのようです!

追記

予告編が公開されています。

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