「青天の霹靂」あらすじ 劇団ひとり原作、「こんな夜更けにバナナかよ」の大泉洋主演の感動作

映画

過去にタイムスリップしたら、父親と漫才する羽目になる売れないマジシャンの物語です。劇団ひとりさんの小説の映画化。

2018年の年末に公開された「こんな夜更けにバナナかよ」で主演を務める大泉洋さんが華麗なマジックを披露している姿は最高にかっこいいですよ!

「青天の霹靂」作品紹介

監督:劇団ひとり

脚本:橋部敦子 / 劇団ひとり

原作:劇団ひとり

制作:川村元気

出演:大泉洋 / 劇団ひとり / 柴咲コウ 他

公開:2014年5月24日

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「青天の霹靂」あらすじ(ネタバレあり)

マジックバーで働く売れないマジシャンの轟晴夫は、酔いつぶれて寝ているお客に愚痴をいいながらマジックを披露していた。

彼は独身で、金もなく、愛想もないため、後輩マジシャンにバカにされる始末・・・

夕方の値引きで買ったホットドックを食べようとすれば、道に滑り落ちたり、アパートは水道管が破裂して部屋の中は水びだし・・・

 

そんな晴夫の父、正太郎は外に女を作り、それがもとで母は晴夫が赤ん坊の頃に、彼を置いて家を出ていっていた。

晴夫は両親を憎んでおり、父とも高校卒業以来会っていなかった。

晴夫は自分の人生を呪っていた。「こんな人生、何が楽しいのか?生きててもいいことなんてない」と。

 


そんな時、警察から電話がはいる。

父、正太郎が線路の高架下で死んでいるのを発見されたのである。死因は脳いっ血だった。

父はホームレス生活をしていた。正太郎の寝床にあった古い菓子缶の中に、父とその腕に抱かれている春夫の写真を見つける。

 

感傷的になり、「親父、生きるって難しいな!もうどうしたらいいかわかんないよ、なんで俺なんか生きてんだよ!」と言って泣いていた時、一筋の稲妻が晴夫に落ちてくる。

 

タイムスリップ

気がついた晴夫がたまたま近くに捨ててあった新聞を見る。

その日付は1973年、春夫が生まれた年だった。

 

晴夫は初めは驚いたものの、「どうせ帰るところなんてない」と思い、すんなりとタイムスリップしたことを理解し、それに順応する。

 

浅草演芸場のオーナーにマジックを見せ、晴夫は謎のインド人ぺぺという設定で雇ってもらえることになった。

 

そこで晴夫は悦子という女性と出会う。悦子は気立てがよく、誰にでも優しいキレイな女性だった。

 

悦子は珍さんという中国人設定の男の助手をしていたが、連絡が取れなくなっていたため、代わりに晴夫の助手につくことになる。

 

晴夫の初舞台の日、舞台でスプーン曲げのマジックを見せる。観客はまばらだったが全員が驚き拍手喝采を受ける。

(ユリ・ゲラーのスプーン曲げがブームになるのは次の年。だからみんな見たことなかった。)

 

ある日、具合が悪くなった悦子の見舞いに行く晴夫。そこで珍と悦子が夫婦なのを知る。珍が警察に捕まり、迎えに行こうとする悦子の代わりに身元引受人になる晴夫。そして警察署で会った珍を見て愕然とする。

 

珍は晴夫の父、正太郎だった!

 

正太郎を自宅に連れて帰る晴夫。悦子は何も言わずに正太郎に平手打ちをする。謝る正太郎。

「ちょっと考えたかったんだよ、そりゃそうだろ、お腹の中に赤ん坊がいるって言われたらよ!」という正太郎。

 

晴夫は驚き、そして理解する。「半年後に俺はあの人から生まれる」と・・・

悦子こそ、自分を捨てた母親だった。

父との共演

悦子の代わりに正太郎が助手につくことになり舞台に出る。

正太郎は新参者の晴夫の助手についたことを疎ましく思い、晴夫は嫌いな父と舞台に立ちたくない。

案の定、舞台の上で大喧嘩になり、周りのスタッフは止めに入る始末だった。

オーナーはこれを見て、「わざと喧嘩しながらマジックしろ、誰もみたことないからおもしろい」と2人に伝える。

その後、ぺぺとチンの漫才のようなマジックは大受けして、浅草では知らない人はいないほどの人気者になっていく。

 

 

さらに2人はTVのオーディションを受け、ここでも好評だった。

その間、悦子は穏やかに、そして順調に妊娠期間を過ごしていた。

悦子は幸せだった。

 

 

でも悦子は1つだけ気になっていることがあった。ぺぺの初舞台のあとで飲んだ時、晴夫がジャイアンツのV9やユリ・ゲラーブームになることを酔っ払って言っていたことが、ことごとく当たり始めていることだ。

そして晴夫が言っていた「俺には未来が見えるんだ」という言葉を思い出す。

 

晴夫も自分が生まれた日が近づくにつれ、ある疑問が湧いていた。

「こんなにやさしい母、悦子がなぜ自分を捨てて家を出ていったのか・・・?」

それが不思議でならなかった。

真実

ある日、悦子が神社で倒れて病院に運ばれる。

 

悦子が子供を産んだら死ぬかもしれないこを正太郎から聞かされた晴夫は「聞いていた話と違う!」と激怒し、「どうせろくでもない子供が産まれるのだから堕ろせ」と言って正太郎を怒らせる。

 

正太郎に殴られながらも泣きながら、それでも「堕ろしてくれ」と言う春夫。

 

お金を貯めるため、正太郎は漫才をやめてラブホテルの清掃員になる。

 

悦子に「産まれてくる子供の未来は見えますか?」と聞かれて、晴夫は自分の小さい頃の話をする。

 

 

「私はどうですか?」と聞かれると、春夫は「産まれてくる子がどんなに愛されて産まれてきたのかをその子は知っているから、悦子さんはその子にとって生きる理由になる」と答える。

 

 

河川敷で久しぶりに会った晴夫と正太郎。「もし悦子が死んだら子供になんて説明するんだ?」と正太郎に聞く晴夫。

正太郎は「女作って、愛想つかれて出ていったって言うよ」と言い、そんなこと言ったら嫌われると忠告するも、「お前を産んだからお母さんは死んだ・・・って言えないしな。嫌われるのには慣れてる」と正太郎は春夫に言う。

(ここで春夫が正太郎にあることを言いますが、それは本編の最後にわかります)

 

結末

TVの最終オーディションの日、悦子は産気づく。正太郎は産まれてくる子供と悦子の無事を待合室で祈っていた。

晴夫は1人で舞台に立ち、ありったけの才能を発揮してマジックを披露する。披露しながら悦子との日々を思い出す晴夫。

 

そして悦子から赤ん坊が産まれた瞬間、舞台に立っていた春夫に稲妻が落ち、春夫は忽然と姿を消す。

春夫が消えたのもマジックだと思い込んだ観客から拍手が沸き起こる・・・

 

 

春夫が目を覚ますと、稲妻を受けた直後の時間に戻っていた。そこに警察から、遺骨は正太郎ではないから返してくれとの電話を受ける。

 

その直後に、近くの河川敷で晴夫は正太郎に出会う。正太郎が晴夫に会いたいが為に警察に嘘をついたのだった。

「警察が騙されちゃ世話ねえよな」という正太郎に晴夫は「あんなこと言わなきゃよかったよ」とつぶやく。

 

 

 

晴夫は自分が産まれる前日に正太郎に言っていました。

「もっと前に、というかもっと先で言わなきゃいけないんだけど・・・・ありがと」

 

 

 

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「青天の霹靂」感想

いまや押しも押されぬ大物俳優となってしまった?(笑)の大泉洋さん。

「水曜どうでしょう」からファンになって、それ以降の出演TVや映画、バラエティまで見ている私にとっては感慨深いものを感じてしまいます。

もう後半は涙なしには見られません。それでいて面白く、爽快。

ラストの終わり方、エンドロールで流れるミスチルの曲など、すべてが満足する作品に仕上がっていました。

 

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