「ザ・マジックアワー」あらすじ 殺し屋に仕立てられた売れない俳優の一世一代の大勝負!?

映画

「古畑任三郎」や「真田丸」の脚本を手掛けた三谷幸喜さんが監督もつとめた長編映画です。

表題のマジックアワーとは、日没後の「太陽は沈み切っていながら、まだ辺りが残光に照らされているほんのわずかな、しかし最も美しい時間帯」を指す写真・映画用語です。そして本作でのマジックアワーは「誰にでもある『人生で最も輝く瞬間』」を意味しています。

 

「ザ・マジックアワー」作品紹介

監督:三谷幸喜

脚本:三谷幸喜

製作:島谷能成 / 亀山千広

製作総指揮:石原隆

出演者:佐藤浩市 / 妻夫木聡 / 深津絵里 / 綾瀬はるか / 西田敏行

公開:2008年6月7日

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「ザ・マジックアワー」あらすじ(ネタバレあり)

 ある港町を牛耳るマフィア「天塩商会」のボス、天塩幸之助(西田敏行)の愛人、高千穂マリ(深津絵里)とデキていた備後登( 妻夫木聡)はホテルでの密会が天塩の腹心、黒川裕美(寺島進)に見つかってしまう。

 

備後が殴られている時、天塩が”デラ富樫”という男を探していることを耳にする。その後、備後はマリと一緒にセメント詰め(足の部分だけ)にされそうになる。

備後はでまかせで「デラ富樫」を知っていると言ってしまう。

敵対勢力である江洞商会に雇われていたデラ富樫に命を狙われ、彼を探していたいた天塩から「5日以内に連れてきたら、今までのことを水に流してやる」と言われた備後はその後、デラ富樫が伝説の殺し屋であることを知り、困り果てる。

 

デラ富樫は伝説の殺し屋として有名で、備後が支配人をつとめるクラブ「赤い靴」の従業員、鹿間夏子(綾瀬はるか)とバーテンダーで夏子の父親の鹿間隆(伊吹吾郎)も知っていた。

 

名前は誰もが知っているデラ富樫の顔を、誰も知らない事を知った備後は、ある計画を思いつく。

その計画とは、備後が映画監督に扮して、ある役者を映画「さすらいのデラ富樫」の撮影だといって騙し、デラ富樫を演じさせるというものだった。その”デラ富樫”役には、売れない役者の村田大樹(佐藤浩市)が選ばれる。

村田とそのマネージャー・長谷川謙十郎(小日向文世)は今回が初めての映画だという備後の話に最初は乗らなかったが、その時点で唯一自分が必要とされていると思った村田は、再起をかけて備後の話に乗ることにする。しかし台本がなく全てアドリブで撮影するという備後に不信感を覚える長谷川。

 

鹿間夏子と隆がスタッフを、マリが天塩の愛人役として撮影が始まった。村田は自分が主人公の映画を撮影していると本気で思っていた。そんな状態で備後は村田と天塩を引き合わせる。

台本がないため、独自の演技で天塩と対話した村田はなぜか気に入られ、「仲間にならないか?」と誘いを受ける。村田は映画を盛り上げるために一度は断るが、それがもとで組員に一斉に拳銃を向けられる村田。それでも撮影だと思いこんでいる村田は怖がることはなかった。

そこに備後がやってきて他の組員に聞かれないように「さっさと仲間になってくれ。じゃないとデラ富樫は死んで映画が終わってしまう」と言われた村田は、天塩商会に殺し屋として雇われることになる。

 

天塩は江洞商会のボス・江洞潤( 香川照之)に電話し、デラ富樫を引き取ったと伝えて電話を切る。しかしその時、江洞は本物のデラ富樫と会食していた。偽物が現れたと知ったデラ富樫は憤慨する。

 

村田は黒川らと東南アジアのゲリラ組織との取引現場に赴く。黒川は村田の事をあまり信用していなかった。しかし取引が決裂し銃撃戦になると自分が撃っている拳銃も、相手が撃っている拳銃も小道具だと思っている村田はカッコつけながら縦横無尽に踊りながら銃を撃ち続ける。

そんな破天荒な村田の腕を完全に信用し、少しずつ陶酔していく黒川だった。

 

そして備後も「村田を見ていると本物に見えてくる」と夏子たちに言い、村田が売れてはいないが良い役者だと思い始めていた。

 

しかし村田がデラ富樫でないことが天塩にバレてしまい、備後と村田は捕まってしまう。足をセメントに浸けられながら村田にいままでの事情を話して謝る備後。

そこにマリがやってきて見張りの男を金棒で気絶させる。助かった村田たちだったが、そこに黒川がやってくる。しかし黒川は「もし今度あったら殺す」といって、逃げようとする村田たちを見逃してくれる。

マリに一緒に逃げようと誘うも、天塩を説得するために残ると言うマリ。

 

 

マリを助けに行こうと決意し村田にも協力を仰ぐ備後。しかし村田は騙されたことを知って以来、備後の言うことを聞こうとはしなかった。しかし夏子の父、隆が撮っていた映像を見て感動した村田は、備後が自分の最高の演技を引き出していたことに気づき、備後と一緒に天塩の前で死んだことにする大芝居を打つことにする。そしてそれを最後に村田は役者をやめようと決意していた。

 

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「ザ・マジックアワー」感想

さすがの三谷作品でした。面白い!

主演の佐藤浩市さんの真面目ぶりがさらに物語をおかしくさせ、それに加えて、いるだけで面白い西田敏行さん、最高でした。

主人公が偽物になって物語を進めるのは同監督のTVドラマ「合言葉は勇気」と同じです。そういえばその作品で主人公の役所広司さんを偽物の弁護士になってくれと頼むミュージシャン志望の役所の人間を香取慎吾さんが演じていましたが、今回も路上ミュージシャン役でチラっと出ています。

今回はラストは書きません。なんとも笑える展開になりますが、きっちりハッピーエンドですので、ぜひ映像で見てくださいね!

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