伝説の殺し屋と売れない役者の人生が入れ替わったことで、それぞれの人生の中で大切なものが何なのかに気づいていく・・・
今回の作品は2012年に公開された内田けんじ監督の日本映画「鍵泥棒のメゾット」のリメイク版になります。
今日は『LUCK-KEY ラッキー』を観ました‼️
こういうユ・ベジンがずっと観たかった‼️ユ・ベジンの良さがめちゃめちゃ出てた映画でした‼️アクション、コメディー、ラブロマンスがしっかり合体して最後まで全く飽きない‼️めっちゃ笑えて元気になれる超良い映画でした❗️#ラッキー #映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/DwqOFEzi5N— のまる(映画☆ロックバンド) (@NOMARU_ROCK) August 1, 2020
「LUCK-KEY/ラッキー」作品紹介
監督:イ・ギェビョク
脚本:ジャン・ユンミ
出演者:イ・ジュン / ユ・ヘジン / チョ・ユニ 他
公開:2016年10月13日
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「LUCK-KEY/ラッキー」あらすじ(ネタバレ無し)
凄腕の殺し屋、ヒョンウクは今日も依頼された仕事をこなす。
雨の中、傘をさして急いでいたサラリーマン風の男を、雨に濡れないよう、返り血を浴びないようにカッパを着て、華麗に殺害。その死体をトランクに素早く押し込む。
そして車の中に乗り込んだヒョンウクは夜の街に消えていった。
彼は依頼された仕事を完ぺきにこなし、死体などの痕跡を一切残さないという伝説の殺し屋として有名だった。
入れ替わり
翌日、車の事故に巻き込まれ渋滞に引っかかるヒョンウク。ワイシャツの袖と時計にわずかながらに付いていた返り血が気になった彼は、たまたま近くにあった銭湯に寄ることにする。
同じ頃、売れない貧乏役者のジェソンもその銭湯に来ていた。手を洗っていたヒョンウクのそばに置いてあったブランド物の腕時計を羨ましそうに見るジェソン。
ジェソンは仕事も無く、金もなく、大家からは家賃の催促をせがまれ、生きていることが嫌になっていた。
アパートの自室で自殺しようとしていたが、そんなことを知らない大家に「臭い!」と言われ、とりあえず体をキレイにしようと銭湯に来ていた。
浴場に入った途端に、ヒョンウクは転がっていた石鹸を踏み転倒、思いっきり頭を強打し意識不明になる。
転んだ拍子にヒョンウクのロッカーの鍵がジェソンの元へ転がってくる。
しばらく目を覚まさないヒョンウクに悪いと思いながらも、自分の鍵とすり替えるジェソン。
「そうせ死ぬなら一日だけ豪遊しよう」と決めたジェソンは高級時計をはめ、スーツを着て、高級車に乗り、財布に入っていたお金で大家や友達に借金を返していく。
昔の恋人に金持ちになった自分の姿を見せに会いに行くが「今度、結婚するの」と笑顔で返され、空元気でジェソンはお祝いの言葉を言う。
記憶喪失
人生は変えられないと思ったジェソンは入院しているヒョンウクの元を訪ねる。謝るつもりだったが、ヒョンウクは記憶喪失になっており、自分の名前はジェソンだと思いこんでいた。
ジェソンはその状況をもう少し続けることにする。
ジェソンはとりあえず、車のカーナビに従って、ヒョンウクの自宅へ行くことにする。ヒョンウクの自宅は超高層ビルの中にあり、まるで宮殿の中のような豪華さだった。
一方、ヒョンウクは退院したものの、財布の中には少額のお金しか入っておらず、治療費を払えずに困っていた。
彼を搬送した救急隊員のリナに立て替えてもらい、自宅まで送ってもらうことになる。
身分証に32歳をなっていることで、リナは自分と同い年であることに驚き、ヒョンウク自身も戸惑いを感じる。(どう見ても50代くらいに見えるため)
ジェソンの部屋に着いたヒョンウク。その部屋はあまりに汚く、自殺に使ったロープも見つかったが、冷静に自分の置かれた状況を理解しようとする。
ヒョンウクは部屋をピカピカにし、「好きなこと、得意なこと」を書き出していく。
得意なことが包丁使いと掃除だと知ったリナは母が経営する飲食店を手伝わせることにする。
偽りの生活
ヒョンウクの部屋で自由気ままな生活を送っていたジェソンは隠し部屋を見つける。そこには各国のパスポート、数多くのナイフ、そして真上の階に住むウンジュという女性を監視しているモニターがあった。そこにあった資料からウンジュが自分の会社を内部告発し、行方不明になっていたことを知る。
ウンジュに好意をもったジェソンはことあるごとに偶然を装って彼女に出会い、ウンジュもそんなジェソンに好意を持ち始める。
ヒョンウクの包丁さばきが評判になり、リナの母親の店は大繁盛。ヒョンウクも最初は険しい顔ばかりだったが、だんだんと笑顔が増えていく。
ある日、カレンダーに書いてあった場所に行くヒョンウク。それはTVの撮影の仕事だった。
最初はセリフもおぼえられず大根役者ぶりを露呈するが、ことアクションシーンになると華麗なタテをみせるヒョンウクはその才能を買われて、アクション専門の役者として、TVに出る機会が多くなっていく。
ある日ジェソンの元に電話連絡が入る。そこでで「いつになったら実行するのか?」と聞かれる。
それはウンジュの会社の上層部からの電話であり、彼らがヒョンウクにウンジュの殺害を依頼していた。
それを知ったジェソンはウンジュを連れて別のマンションに移る。しかし仲睦ましくするところを見ていた会社の人間は別の殺し屋を雇い、ウンジュとジェソン両方を殺害することを決定する。
一方、役者として順調なヒョンウク。
彼とリナもなんとなくいい感じになってきていた矢先、家族旅行からの帰り道で急に過去の記憶が蘇る。
ヒョンウクはすぐにウンジュとジェソンの居場所を特定する。
そしてヒョンウクは3人で逃げることを提案する・・・・
「LUCK-KEY/ラッキー」感想
数年前にこの作品の元ネタ「鍵泥棒のメゾット」を見ていました。
殺し屋に香川照之さん、売れない役者に堺雅人さん、殺し屋を好きになる女性が広末涼子さんでした。
これはこれで大変おもしろく、とても満足しています。
韓国映画でハズレ無しと思っている自分が、本家とどう違うのか、どれだけ面白くするのか、半信半疑で見てみました。
結果的に大大満足です!
あらすじは分かっているのにもかかわらず、ジェソンとヒョンウクの対決シーンでのハラハラ・ドキドキ感は最高でした。
「鍵泥棒のメゾット」では、香川照之は駄目な役者のままでしたが(おぼえてないけど確か・・・)今回は役者としてのサクセスストーリーがあり、さらに役者側の恋模様も少し描かれています。(本家は最後に少し予感させるようなシーンがある)
殺し屋役のイ・ジュンさん、とても味のある役者さんです。初めて見ましたが、今後も、そしていままでの他の作品も見ていこうと思っています。
やはり今回もハズレ無し・・・やられた〜!
その後の展開(ネタバレあり)
3人で逃げようと言い出したヒョンウク。彼は殺し屋ではなく、逃がし屋でした。
殺しの依頼を受ければ、初めにそのターゲットに会い、今置かれている状況を話します。そして何も痕跡を残さず、完璧に逃がすのが彼の本当の仕事でした。
ヒョンウクになり代わっていたジェソンも標的にされていると思ったヒョンウクは、自らも姿を消さないといけないと考えます。
そこでヒョンウクが別の殺し屋になりすまし(顔がバレていないため)、ウンジュとジェソンを依頼人の前で殺す(演技)計画を立てます。
そしてヒョンウクはリナに記憶が戻ったことを告げ、縁を切ることを本人に告げます。訳がわからないリナは車の中で泣いてしまいます。
そんな時、ヒョンウクがウンジュたちを殺しに(演技)廃工場に向かいます。リナは気になってヒョンウクの車をつけます。
ジェソンが依頼人(会社の上層部)の見ている前でウンジュを殺し(演技)、そこに別の殺し屋としてヒョンウクが現れます。
ヒョンウクとジェソンが対決しているところにリナが勘違いしてヒョンウクに詰め寄リます。
それでもなんとか依頼人たちを騙しきったヒョンウクたち。ジェソンとウンジュはヒョンウクにお礼をいって、2人は抱き合います。
その後、自分の本当の名前と年齢が45歳だったことを告げます。
その後、リナに愛の告白をして了承してもらいます。
すっかり主役級になったヒョンウクの元に新人俳優としてジェソンがやってきます。
そしてまたドラマの中で対決(演技)シーンを演じるところで物語は終わります。