「プロメテウス」あらすじとネタバレ SFホラーの名作「エイリアン」の監督による、エイリアン誕生の秘密!?

SF(洋画)

今作の監督、リドリー・スコットが作った1979年公開の「エイリアン」の前日譚を描いた(おそらく・・・)作品です。

 

地球でみつかった昔の壁画に描かれた星には、人類の祖先かもしれない異星人がいた・・・

 

「プロメテウス」作品紹介

監督:リドリー・スコット

脚本:デイモン・リンデロフ / ジョン・スペイツ

製作:リドリー・スコット / トニー・スコット / デヴィッド・ガイラー / ウォルター・ヒル

製作総指揮:マイケル・コスティガン / マイケル・エレンバーグ / マーク・ハッファム / デイモン・リンデロフ

出演者:ノオミ・ラパス / マイケル・ファスベンダー / ガイ・ピアース / イドリス・エルバ / ローガン・マーシャル=グリーン / シャーリーズ・セロン 他

公開:2012年6月8日(アメリカ) / 2012年8月24日(日本)

 

 

「プロメテウス」動画配信情報(2022年7月18日時点)

2022年7月18日時点で、「プロメテウス」を視聴できる動画配信サービスは Disney+ のみです。

 

スポンサーリンク

「プロメテウス」あらすじ(ネタバレなし)

はるか昔、岩山と激流の大河だけの惑星で、ある人型の異星人が立っている。その頭上には巨大なUFOが浮かんでいた。

 

その異星人がある液体を飲むと、突然苦しみだし、体内のDNAが破壊されていく。

 

その異星人は苦しみのあまり滝壺に落ち、体は粉々になって消えてしまう。しかし水の中でその異星人のDNAは再生を始めていた・・・

岩壁画の星

西暦2089年、考古学者のエリザベス・ショウとその恋人チャーリー・ホロウェイはスコットランド・スカイ島の洞窟のなかで、岩壁画(人の形をしたものが腕を伸ばし、その先には6つの黒い、小さな円が描かれている)を見つける。

 

その黒い円はほかの発掘現場でも見つかっており、エリザベスたちが見つけたものはそれらよりも1000年以上古い時代に描かれたようだった。

それらが書かれたのは35000年前のものであった。

 

そしてその6つの円の配置が全く一緒であり、それは地球からはるか遠くにある星の並びと一致することが判明する。

スポンサーリンク

プロメテウス号

6つの星の中には太陽、月、そして人類が生存可能な惑星があり、ウェイランド社のピーター・ウェイランドはエリザベスとチャーリーをリーダーとする調査隊を編成し、ウェイランド社の重役、メレディス・ヴィッカーズとアンドロイドのデヴィッド、その他の専門家を加えた計17名を宇宙探査船プロメテウス号に乗せ、2年以上もの航海(乗組員は冷凍睡眠されている状態)を費やして、その惑星に送り込む。

 

 

ピーターはすでに亡くなっていることが公表されたうえで彼のホログラムがまず挨拶をして、その後チャーリーとエリザベスがここに送られてきた理由を他の乗組員に説明する。

 

社長のピーターは異星人(エンジニアと呼称)の存在を信じていたが、メレディスは迷信だと思っていた。

 

メレディスはエリザベスとチャーリーに、何か見つけても触らず、まず自分に報告するように釘をさす。

異星人の痕跡

惑星に到着すると、そこには滑走路のような場所とドーム型の岩山があった。

 

その内部で何かの装置を発見するデヴィッド。それを触ると巨大なエンジニアたちが逃げていくホログラム(記憶装置)が投写され、その後を追うと巨大なドアとそのドアに挟まれ頭部が切断されたエンジニアの死体を発見する。それは2000年前の出来事であった。

 

デヴィッドがそのドアを開くと、中にはそのエンジニアの頭部、そして人の顔の形をした巨大な建造物、そして無数の円筒状の物が置いてあった。

 

 

外で嵐が起きたために、一旦帰還命令が出る。

エンジニアの頭部をプロメテウス号に持ち帰ったエリザベスたち。

(デヴィッドも内緒で円筒状のものを持ち帰る)

 

 

しかし生物学者のミルバーンと地質学者のファイフィールドはドーム内で道に迷い、嵐が過ぎるのを待つことになる。さまよい歩いていると、エンジニアたちの大量の死体を発見する。

 

一方のエリザベスたちはエンジニアの頭部からDNAを採取し、彼らは人間と全く同じDNAを持つ異星人であることを知る。そしてその遺伝物質は人間よりも古く、エンジニアたちが人類を作ったのではないかと考える。

 

 

デヴィッドは密かに持ち帰った円筒状の物を開ける。中には黒い粘り気のある液体が入っており、その正体を確かめるためにその液体をシャンパンに入れてチャーリーにすすめる。

 

チャーリーは何も知らず、そのシャンパンを飲んでしまう・・・

 

その頃、ドーム内のミルバーンとファイフィールドは蛇の形をした未知の生き物に遭遇し、2人は死亡する。

 

受胎

その夜、エリザベスと性交したチャーリーは自分の体に異変が起きていることに気づく。

翌朝、連絡が取れなくなったミルバーンとファイフィールドを探しにドームに戻ると、ミルバーンの死体を発見する。ミルバーンの喉から蛇のような生き物が飛び出して驚き、さらにチャーリーの体調が急激に悪化したために船に帰ることにする。

 

一方、別行動をとっていたデヴィッドは操縦室のような場所を発見。そこで投影されたホログラム(記憶装置)で起動方法を知り、エンジニアの1人は冷凍保存されているのを発見する。

 

エリザベスたちはチャーリーを連れて帰るが、明らかに様子のおかしい彼をメレディスは拒否し、チャーリーを火炎放射器で容赦なく焼き殺す。

 

そのショックで気を失っていたエリザベスが目を覚まし、デヴィッドから「妊娠3ヶ月だ」と知らされる。

 

昨夜性交したばかりで、しかも先天的不妊症なのにおかしいと思ったエリザベスは、メレディスの部屋にある全自動手術装置で強引にお腹を切開。

その中にからは白く、触手を持ったタコのような生物が取り出される。

 

エリザベスはそれを全自動手術装置の中に閉じ込める。

 

同じ頃、ファイフィールドがプロメテウス号のそばにいることを船長のヤネックが発見する。他の乗組員がファイフィールドに近づくと、彼の顔は焼けただれたように変わっており、人間の力とは思えない怪力で乗組員2人を殺す。

 

さらに殺していくファイフィールドをヤネックたちは車両で踏み、火炎放射器で焼き殺す。

 

エリザベスはデヴィッドの部屋で、死んだはずのウェイランド社長と会う。

 

彼は余命僅かだったが、エリザベスたちと同じように冷凍睡眠でこの惑星まで来ていた。そして人類の創造主であるエンジニアに会い、不老不死を得られるのではないかと考えていた。

 

エリザベスは「ここに来たのは間違いだった、早く脱出しなければいけない」と警告するが、ウェイランドは聞く耳を持たなかった・・・

 

 

「プロメテウス」感想

久しぶりになかなか骨太なSF映画を見たような気がします。さすがリドリー・スコットといったところでしょうか。

しかし謎は少し残ります。エンジニアとは一体何者なのか、そして円筒状のものは何だったのか・・・

あとでその後のあらすじを簡単に書きますが、それでもまだ謎は残ります。

この作品には続編「エイリアン・コヴェナント」があります。そこで完結すると思います。

 

 

その後のあらすじ(ネタバレあり)

ウェイランド、デヴィッド、そしてエリザベスは再びドームに行きます。ここまでドームを調べた結果、宇宙船であることが判明します。

そしてその中には数千の円筒状の容器が並んでいました。

 

デヴィッドは宇宙船を起動します。そこでこの宇宙船の目的地が地球であったことが判明します。

エンジニアたちは地球を破壊するために行こうとしていたのではないか?そして出発直前で何かが起きたのではないか?とデヴィッドは主張します。

 

冷凍睡眠していたエンジニアのポッドを開けるデヴィッド。エンジニアが起き上がり会話を試みるデヴィッド。

 

しかしエンジニアによってデヴィッドは頭部を引きちぎられ、ウェイランド社長たちも殺されます。

 

エリザベスはドームから逃げ出し、エンジニアは宇宙船を発進させようとします。

エリザベスはプロメテウス号にいるヤナックに「あの船を止めないと、帰る故郷がなくなってしまう」と通信します。しかしプロメテウス号は探査船であり、攻撃する武器はありません。

 

ヤナックはプロメテウス号をエンジニアの宇宙船にぶつけようと考えます。反対するメレディスですが、ヤナックは聞きません。

 

メレディスは1人だけ脱出用ポッドに乗り込みます。

 

メレディスはポッドで脱出し、ヤナックはエリザベスのいる移住スペース部分を切り離して、単独でエンジニアの宇宙船に体当たりします。

 

惑星に降りたメレディスでしたが、墜落してきたエンジニアの宇宙船の下敷きになって死亡、エリザベスは岩場の間に入り込み、下敷きを免れます。

 

1人生き残ったエリザベスが移住スペースに行った時、そこにある全自動手術装置の部屋に閉じ込めたタコ状の生き物が巨大化していました。その生き物に警戒していましたが、宇宙船から生きて戻ったエンジニアがエリザベスを襲います。

しかしエンジニアは逆にタコ状の生き物に襲われ、戦いになります。

 

エンジニアはその生物の触手を口に入れられ、そのまま覆いかぶされてしまいます・・・

 

宇宙船内部で頭部だけになったデヴィッドから通信があり「助けてくれれば他の宇宙船を探して、地球に帰れますよ」と連絡が入る。

エリザベスはデヴィッドを回収するが、地球に帰らずにエンジニアの星に行きたいとデヴィッドに言います。エリザベスは、エンジニアが人類を作っておきながら、なぜ人類を滅ぼそうとしたのか知りたかったのです。

 

エリザベスは地球に送信し、もしこのメッセージを受信しても発信源に来ないように警告します。

そしてその星から1基の宇宙船が飛び立っていきます。

 

一方、タコ状の生き物に襲われたエンジニアが苦しんでいました。そのエンジニアの腹が破れ、尖った頭と飛び出す口を持った生き物が出てきます。

 

 

そして「エイリアン・コヴェナント」に続いていきます。

 

タイトルとURLをコピーしました