「少年メリケンサック」あらすじと配信情報 宮崎あおいの弾けっぷりが新鮮!

コメディ(邦画)

売れっ子脚本家、宮藤官九郎さんが「真夜中の弥次さん喜多さん」(2005年)に続いての映画2作目です。

宮藤官九郎さんおなじみの”勘違い”から始まる物語と、出演者たちのむちゃくちゃな弾けっぷりが印象に残ります。

「少年メリケンサック」作品紹介」

監督:宮藤官九郎

脚本:宮藤官九郎

製作:岡田真 / 服部紹男

製作総指揮:黒澤満

出演者:宮崎あおい / 佐藤浩市 / ユースケ・サンタマリア / 木村祐一 / 田口トモロヲ / 三宅弘城 / 勝地涼 他

公開:2009年2月14日(日本) / 2009年6月5日(中国)

 

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「少年メリケンサック」動画配信サービス情報(2022年7月2日時点)

2022年7月2日時点で「少年メリケンサック」を視聴できる配信サービスは2社(見放題に限る)となります。

Hulu / dTV

Amazon prime video , ABEMA TV  , Terasaなどはレンタルすれば視聴できます。

 

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「少年メリケンサック」あらすじ

メープルレコードの契約社員で新人発掘を担当していた栗田かんな(宮崎あおい)は「少年メリケンサック」という破天荒だけれど何かパワーを感じる若手の4人組パンクバンドのライブ映像をネットで発見する。それを社長の時田英世(ユースケ・サンタマリア)に見せ、許可をもらったカンナは早速メンバーのスカウトに向かう。

とりあえず”AKIO”というベース担当のリーダーに会いに行くが、その男、作並あきお(佐藤浩市)は50歳・・・しかも飲んだくれのだらしない生活を送っていた。

 @2009年「少年メリケンサック」製作委員会

かんなが見た映像は25年前の解散ライブのものだった。

 

社長に報告しようとするが、もともと社長はパンク好き、さらに「少年メリケンサック」の映像をすでにホームページで流ししてしまっており、10万アクセスを突破していたため、社長はノリノリで全国ツアーまで企画しようという勢いであまり話を聞いてくれない。

そして挙句の果てに、スカウトできなかったら契約社員のかんなをクビにするとまで言い出した。

@2009年「少年メリケンサック」製作委員会

 

あきおは昔の映像を見てやる気が出たのか、「オリジナルメンバーを集めてくれたら復活してやってもいい」と言い出した。

ギター担当であきおの弟はるお(木村祐一)に再結成を打診するも、先にあきおに話を持っていったことに腹をたてて門前払いされてしまう。はるおは若いころに破天荒な兄に振り回されたことを未だに根に持っていた。

@2009年「少年メリケンサック」製作委員会

 

しかしリハーサル当日には自ら合流する。

ドラム担当のヤング(三宅弘城)は昔ヤンキーで大暴れしていたが、今は落ち着いて大人しい性格になっていた。彼には痔の症状があり、ドラムは立って叩くことになる。

ボーカルのジミー( 田口トモロヲ)は車いす生活。その原因は解散ライブにおいて、感極まったあきおとはるおがお互いのギターを壊そうと2人でバットのように振った際にたまたまその間にジミーがいたことで彼の頭にギターに挟まれて直撃し出血、倒れたのがきっかけだった。それでもはるおのギターのチューニングの音を聞くと昔の感覚がよみがえり、マイクスタンド支えではあるが支離滅裂でも歌おうとする。

 

そんな4人の下手ではあるがパワーを感じて感動するかんなだった。

 

「少年メリケンサック」の前身はアイドルグループ「少年アラモード」というバンドでボーカルがジミー、ギターがはるおだった。

しかし当時のマネージャー金子欣二(ピエール瀧)がもともと過激な性格だったため、良かれと思って当時ヤンキーだったヤングをライブ会場に乱入させる。他ののメンバーは逃げ、自棄になったジミーとはるお、そしてヤングとあきおが即興でパンクまがいの演奏をしたのが受けたため、「少年メリケンサック」として活動をすることになった。

 

全国ツアーが始まり、「少年メリケンサック」を見るために若者たちがライブ会場に大挙してくる。しかし登場したのがおっさんグループで、なおかつ演奏が下手なところもあり、客は次々といなくなっていく。社長からも「このツアーが終わったら解散させて、お前もクビだ!」と言われてしまう・・・

 

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「少年メリケンサック」感想

これは宮崎あおいさんのはじけっぷりを楽しむ映画です!

 

普段の穏やかというか大人しいイメージの役柄とは180°違うキャラクターで、彼女の演技の幅の広さが堪能できました。

 

他の作品ではなかなか見れません!

コメディで見たのは初めてでしたので、新鮮で少しファンになってしまいました。もっと早く見ていれば・・・と後悔しております。

中年パンクバンドのオヤジたちもいい意味ではじけていて、とても笑えました。中でも、佐藤浩市が秀逸。怒鳴るは殴るは蹴るは唾吐くはで。

ただ、再結成までの流れの前半は面白かったのですが、後半がどうもイマイチでした。

もう単なるロードムービーのようで、それでいてクライマックスが何処なのかのイマイチわかりずらく・・・・

宮藤官九郎さんだったので期待持ちすぎちゃいましたかねー。

 

ちらっとですが、まだ有名になっていない頃の星野源さんが、出演していました。キム兄にボコボコにされちゃいますけど・・・

@2009年「少年メリケンサック」製作委員会

その後の展開(ネタバレあり)

最初はまったく人気がなかった「少年メリケンサック」。しかし徐々にメンバーたちは昔の感覚を取り戻し、お客たちも、「少年メリケンサック」がおじさんになってもハチャメチャなところが受け始めます。かんなも初めは嫌がっていたが、彼らの生き方やパワーに共感し始めます。

 

そして最終的にはTV出演を果たし、彼らは完全に復活する。

 @2009年「少年メリケンサック」製作委員会

 

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