「ドラキュラとせむし女」あらすじ 3大怪物が揃った病院で起こる怪奇?な物語

映画

「ドラキュラ、狼男、フランケン」と、アニメ「怪物くん」を彷彿とさせるラインナップで、日本の題名も変わっていますが、コメディではなく、れっきとしたホラー(だと思う)です。

ついでにマッドサイエンティストも加わり、こんだけ揃ってわずか1時間ちょっとで終わります。

なので、さらっと?紹介します。

 

「ドラキュラとせむし女」作品紹介

監督:アール・C・ケントン

製作:ポール・マルヴァーン

製作総指揮:ジョー・ガーシェンソン

脚本:エドワード・T・ロウ

撮影:ジョージ・ロビンソン

特撮:ジョン・P・フルトン

音楽:ハンス・J・サルター

出演:オンスロー・スティーヴンス / ロン・チェイニー・Jr / ジョン・キャラダイン / マーサ・オドリスコル / ジェーン・アダムス / ライオネル・アトウィル / グレン・ストレンジ 他

公開:1945年(アメリカ)

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「ドラキュラとせむし女」あらすじ

ある日の午前5時、コウモリから人間へと変化した男・ラトス男爵はある病院にやってくる。部屋で寝ていた女をしばらく眺めたあと、医者であるエーデルマン博士が寝ていたリビングに静かに入っていく。猫が怖がってその場を出て行く。

ドラキュラのお願い

それに気づいたエーデルマン博士に、「助けてほしい」と紳士的にお願いするラトス男爵。

 

彼はエーデルマン博士の自宅の地下にある棺桶(エーデルマン博士が骨董品として集めていた)を見せ、自分が何百年も生き続けているドラキュラ伯爵だと告白し、「この呪いを解いてくれ」とお願いに来たのだった。

 

[棺桶がなぜ病院の地下にあり、その中に入っていたドラキュラに気づかなかった?のは何故なのかは不明]

 

エーデルマン博士はラトス男爵の言うことを疑ったが、とりあえずラトス男爵の血液を採取し、翌朝それを助手のニナに渡して検査させる。

ニナは背中が異様に曲がった女性だった。ニナは患者の治療のために栽培していた菌(硬いものを柔らかくする作用がある)の発育状況について報告する。「菌が完成したらまず先に君の病を治そう」とエーデルマン博士はニナに約束する。

 

夜になり、ラトス男爵が再び訪れる。ラトス男爵に声をかける看護婦のモレーヌ。2人は以前にクラシックのコンサートで出会い、知り合いになっていた。

エーデルマン博士はラトス男爵の血液の中に寄生虫を発見していた。「それを退治するためには時間がかかる」と言い、定期的に通院するように指示する。

 

ラトス男爵の治療中、それを待っている男がいた。その男はローレンス・タルボットとモレールに名乗り、「急いで会わせてくれ」とせがむ。「あと1時間はかかります」と答えると「待っている時間はない!」と言って出ていってしまう。

 

狼男の苦悩

エーデルマン博士にホルツ警部から電話が入る。ローレンスが「牢屋に入れてくれないと自分が危険だ」と言ってきたためだった。

牢屋にはいっていたローレンスは自分が狼男だと告白し、その言葉通りに満月を見たローレンスは狼男に変身する。

我を忘れて牢屋内で暴れたあと、ローレンスは気を失う。一緒に来ていたモレーヌはローレンスの身を案じ、エーデルマン博士に「彼を治してあげてください」とお願いする。

エーデルマン博士はローレンスを診察し、ローレンスは脳の一部が圧迫されているために理性が自己催眠を抑制できず、代謝が制御できていないと診断する。しかしこれを治す手術法はなかった。

手術を諦めかけるローレンスにエーデルマン博士は栽培している菌を見せ、「これは骨を柔らかくすることができる。これの栽培に成功したら脳の圧迫も解決できる」と言う。

 

しかしそれが待てないローレンスは外に走り出し、高台から海に飛び込んで自殺を図る。探そうとするも波が高く、生死不明となる。

夜になるとエーデルマン博士は高台からワイアーを伝って岸の横にある洞窟に入っていく。そこで狼男になっていたローレンスに襲われる。

 

殺される寸前にローレンスは人間に戻り、博士は「もう二度と死のうとするな!」と説教する。

ドラキュラの誘惑

その洞窟内で2人は倒れているフランケンシュタインの怪物を発見する。

 

そしてフランケンシュタイン城に通じる階段を発見する。

エーデルマン博士は怪物を復活させようとするも、ローレンスやニナに制止され思いとどまる。

 

ラトス男爵は、ピアノを弾いていたモレーヌを催眠術で誘惑し、「私の世界に来るのだ」と誘惑しようとする。しかし、そこにエーデルマン博士が来たためにそれをやめる。

 

そんなことを知らないエーデルマン博士はラトス男爵に血液の中に新たな抗体ができていることを伝える。

 

その後、菌の培養をしていたニナとモレーヌ。

モレーヌの体調が悪いことに気付いたニナは休憩するよう彼女に促す。心配してニナがモレーヌの後をついていくと、モレーヌは虚ろな顔をしてラトス男爵の言われるがままに2人で屋敷の外に出て行く。

ニナはそのことをエーデルマン博士に報告する。モレーヌがラトス男爵に操られていると気付いたエーデルマン博士は「もしも自分に何かあったら地下室の物を燃やせ」とニナに言い残し、モレーヌとラトス男爵の元へ行く。

 

エーデルマン博士は別種の抗体は自分の血液の中に潜伏していたものだと嘘を吐き、ラトス男爵を治療室に連れ込む。ラトス男爵はエーデルマン博士とニナを催眠術で眠らせるとエーデルマン博士の体内に自分の血を逆流させ、その場を去る。

目を覚ましたエーデルマン博士はコウモリに変身していた男爵の後を追い、モレーヌを襲おうとしていたところに駆けつけ、ラトス男爵に十字架を突きつけ撃退する。

 

夜明けが近付き棺の中に逃げ込んだラトス男爵はエーデルマン博士によって棺に陽の光を浴びせられて白骨と化す。

マッドサイエンティストの顛末

一段落ついて自室で休憩をしていたエーデルマン博士は、自分の身体に異変が起きていることに気付く。ラトス男爵の血を取り込んでしまった彼は吸血鬼になってしまい、それによって少し性格も変わってしまう。

吸血鬼になったことで、欲深くなっていたエーデルマン博士は、フランケンシュタインの怪物を復活させたいという欲に駆られる。

 

装置を起動させ怪物を復活させようとしたところにニナが現れる。彼女に声をかけられて我に返ったエーデルマン博士は手を止める。

自分が正気を保っていられる内に手術をしようとニナに持ちかけるエーデルマン博士。しかし優しいニナはローレンスに先を譲る。そしてローレンスの手術は無事に終わったが、満月の夜に狼男にならないかどうかはまだ未確定だった。

 

エーデルマン博士はまたしても狂気に支配され、専属の御者を殺害してしまう。暗闇ではあるが、現場を町の人に見られたエーデルマン博士は追われ、屋敷に帰ってくる。

警察はローレンスを怪しんだが、エーデルマン博士が自ら「手術が終わったばかりで不可能だ」と説明する。エーデルマン博士が御者を襲おうとしている所や逃げ帰ってきたことを知っていたローレンスだったが、彼はそのことを警察に黙っていた。

そのことを問いただされたエーデルマン博士は、自分にドラキュラの血が混ざっていることを告白し、ニナの手術が終わるまで警察に黙っていてほしいと懇願する。

 

しかし御者の持ち物からエーデルマン博士が怪しいと睨んだ警察と町の人間たちが大挙して病院に向かう。

 

ローレンスは満月を見ても狼男に変身しなかった。しかし博士はそれを見届ける前にまたしても狂気の心に支配され、研究所で怪物を復活させようとしていた。

そして怪物は復活する。

 

それを見つけたニナは「いけません!」と言うが、博士はもう別人と化していた。

 

 

ニナの首を締めて殺したエーデルマン博士はそこにやってきたローレンスに撃たれて死亡。

 

 

警察相手に大暴れする怪物。それがきっかけで病院は炎に包まれ、怪物もその炎に包まれる。

 

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「ドラキュラとせむし女」感想

素っ頓狂な題名と65分という短い時間につられて見てしまった今作。B級ではあったが、それぞれの怪物の特徴がわかりやすく出ており、さらに主人公だと思われていた博士がまるでジキルとハイドのように変貌するところなど、見どころ盛りだくさんのお話でした。

 

これはホラーなのかコメディなのか・・・

 

しかしこれはれっきとしたユニバーサルホラーの流れを引き継いでいるようです。最初は1931年公開の「フランケンシュタイン」でした。

その続編が1935年公開の「フランケンシュタインの花嫁」

そして第3弾の「フランケンシュタインの復活」(1939年公開)

その後日談の「フランケンシュタインの幽霊」(1942年公開)で監督(アール・C・ケントン )が今作と同じになります。今作で狼男役だったロン・チェイニー・Jr.は怪物役です。

1941年公開の「狼男」と「フランケンシュタインの幽霊」の双方の続編を合体させたような作品が作られたのが、1943年公開の「フランケンシュタインと狼男」です。ここでの狼男は今作と一緒でロン・チェイニー・Jr.です。

翌年の1944年に続編の「フランケンシュタインの館」が公開されます。この作品は監督、脚本、撮影、美術、ドラキュラ、狼男、怪物は同じスタッフで構成されています。

『フランケンシュタインの館』

そしてその続編が今作となるわけです。

 

 ユニバーサルホラー大好きの私としては、コンプリートしたい(見ることを・・・)ものです。見る機会があればそのときは紹介します。

 

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